こんなものが売られていたのでつい買ってしまった。マスク着用時専用ミンティアとのことだ。
普段からミンティアをよく購入しており、他のミンティアとの違いはなんだろうかと自分なりにさぐってみたがよくわからなかった。
「専用」とうたっているくらいなので明確な違いがあるに違いないのだ。ザクだってシャア専用と汎用型では圧倒的な違いがある。
このミンティアにだってそれがあるはずである。気づかない僕はまだまだミンティア民として未熟ということか。
マスク着用が当たり前になったことを前提として商品を出してくるのだからしたたかなことだなと思う。これくらいの感じがちょうどいいのかもしれない。バチェロレッテ出れるぞ、このミンティア。バチェロレッテ見たことないけど。
これを買ったのは昨日の仕事終わりで、昨日は出社の日であった。そして買った直後に帰宅し、今日は在宅勤務だったのでほぼマスクをしないままこのミンティアをつぎつぎと口へ放り込んでいた。
マスク着用時専用ミンティアのアイデンティティをめちゃくちゃにしてしまったかもしれない。悪いことをした。
しかし世の中適材適所とばかりにはいかず、「なんでそのひとそこに配置してんの?」ということが往々にしてある。
ミンティアでいえばマスクをしなければいけないタイミングで黒ミンティア(とてもミントがつよい)を食べ続け、マスクから漏れでてのぼりくるミントまじりの吐息により終始涙目ということがしょっちゅうある。明らかにタイミングを間違っている。
そんなもの自分のさじ加減ひとつじゃないかという言葉はどうか胸の奥にしまっておいてほしい。すでに涙目の人間に追い討ちをかけるものでもないではないか。100-0で僕が悪いんですが。
世の中ガリガリ君とかペヤングが攻め気味なフレーバーをだすなか、ミンティアはあまりそれがない。強いていえばほうじ茶味がギリギリ攻めたかなというラインか。
そういったなかでのマスク着用時専用のミンティア。さっきしたたかといったけど、なんというかいやらしさすら感じてきたな。
ふだん悪目立ちしないようにふるまっているのにいざというときに反論しづらい正論で周囲を味方につけるタイプだ。いませんでしたか、学生時代にこういうタイプが。世渡り上手といえばそうなのかもしれないけれども、なんだかちょっとずるいひとなのかもしれない。
でもこういうのって誰がやっても許されるものでもない。コロナ流行初期、近所の米屋がマスクを売っていたのを見て「なんかこれはないな」と思ったものである。まあ転売感があったから余計にそうだったのかもしれないけれども。
同じ発言をしてもひとによって許されたりそうでなかったりするように、ミンティアに関しては「こういうことをしてよいタイプ」なのかもしれない。
マスク着用時専用ガリガリ君とかペヤングがあったら世間もだまっていないだろう。いろんな意味で。見たいけど。
慣れってすごいなと思うのが、コロナ前のオールシーズンマスクなしで過ごしていた感覚というのを若干忘れかけている。
そういった意味でもマスク着用時専用〇〇はまだ開拓の余地があるのかもしれない。