普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

虫歯だって企業活動しているんだ

虫歯建設株式会社という曲がある。幼児向け番組、「おかあさんといっしょ」で歌われる曲だ。

リンクのバージョンはオリジナルではなくカヴァーバージョンとのことだが、僕は初めてこの曲を知ったのがこのバージョンだったので一番耳に馴染む。

幼児向けの曲の割にはどこかピンクレディみのある昭和感ただよう曲に感じないだろうか。そして動画の女子たちは他の動画では可愛らしい感じで動揺なんかを歌っているのにこの動画ではやけに思い切ったことになっていて、仕事するって大変なんだな…と、視線が遠くなる次第である。

そんな各方面のインパクトがある曲なので時折「虫歯建設株式会社…か…」と特に意味もなくその社名が脳裏をよぎることがある。昨日もいつも通り社名を思い出してすぐに記憶の海に放とうとしていたが、「ん…?株式会社…?ということは株式が存在するということ?」と関東随一のどうでも良い気づき得たのだ。

株式が存在するということは、株主総会とかあるんだろうな、建設業だからスジの悪いひとと付き合いがあったりするのかな、などとその会社としての存在に思いを馳せたところで「同じようなことを考えてるひと、たぶんネットで見つかりそうだな」と検索してみることとした。すると…

mushiba-kensetsu.com

企業サイトが見つかったのだ。当然、存在しない会社であるのでどこかの誰かが制作したものである。言ってみれば悪ノリの一種とも言える。

正直「やられた」と思ってしまった。この手の悪ノリは僕が最も好む手法なのだ。サイトを見てもらえればわかるのだけど大変に「それっぽい」作りになっており、コンテンツ、その内容、文言についても本当に存在する企業のようだ。要はちゃんと作り込まれているのである。

そう、全力でふざけているのだ。そういうのすごい好き。自分が思いついたことにしたい。そう思わせるクオリティのちょけ方だ。素晴らしい。こりゃ株主総会くらい開いてる。そしてその会にはややこしい人間がこないだろう。こんなにクリーンそうなサイトだもの。

同じようなこと思ってるレベルじゃなくその先を行っていて悔しさを感じる反面嬉しさもあった。こういうふざけ方って今の時代あまり見かけなくなったような気がするので。単純に時代じゃないということなんだろうか。インターネット黎明期からネットを知っている人間はこういうの大好物だと思う。

ふざけかたの種類が2000年ちょい過ぎに流行ったグループ魂の「中村屋」に近いものがあるかもしれない。やっぱり好みが少し古いんだろうな、たぶん。

業の一翼はエナメル解体業だそうです。