普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

お掃除まるなげできちゃうなんてなんて素晴らしい存在

最近故あって家の掃除当番を担っている。掃除といってもクイックルワイパーで掃き掃除といったところだが、毎日するとなるとなかなか時間を取られるし、透析の日は透析終わりに掃除するのは身体的に少々辛めだ。今まで妻にそのほとんどを任せてしまっていたのだけど、自分がやるようになって1日でもスキップすると結構景気良くほこりがたまりがちであることを思い知らされた。

毎日の掃除、誰かやってくんねえかな…

はい!よろこんで!

てへ、買っちった。

少し前から導入を考えてはいた。この週末はひとまず実機を見に電気屋行ってみるかとそんな軽い気持ちだったのだけど、販売員さんの説明を聞いていたら欲しい気持ちがみるみる膨張し思わず買ってしまったのだ。ちなみに妻も同伴していたので勝手な買い物ではないことだけは申し添えておきたいところ。それにしても我ながらちょろい。販売員さんもまさか買うとは思ってなかったんじゃないかな。それくらい最初は「今日は見るだけなんで」オーラを出して話を聞いていた。買っちゃってるけど。

成り行きで我が家に迎え入れられたルンバ氏。スマホアプリと連動し何かと設定をしていると、命名の儀を執り行えとのこと。言われずとも命名はするつもりではあったがオフィシャルとして推奨している儀式なのだな。よし、良い名前を与えてやるからな。

命名:吸太郎(すいたろう)

さあ、我が家のほこりを存分に吸うルンバ生(人生的な)を過ごしたまえ。ひとつ仲良くやろうじゃないか。我が家の衛生事情は君の双肩にかかっている。

命名の儀もつつがなく執り行われ、早速一仕事お願いしてみた。「よいせ」という声が聞こえてきそうな動きでホームからお出かけする吸太郎。初めての稼働なので部屋の様子を確認しながらせっせと掃除をおこなっている。かわいいやつめ。壁などにも結構当たっており、当たりが結構強かったりすることもありちょっと心配になるもひたむきな姿勢とも感じられ好感が高い。ちなみに音は思っていたより静かだ。ドライヤーの強よりは静かなんじゃないかな。

せっせと部屋を掃除する吸太郎。きちんと掃除できているのかわりと付きっきりで見守ってしまった。ロボット掃除機導入の意味。まあ初回なんでね。次回以降はひとりで頑張ってもらうさ。でももしかしたらこれはロボット掃除機導入時あるあるな行為ななのかもしれない。

しばらく見守っていたところ、部屋の半分くらいの掃除を終えたところで急に静かになったと思ったらもそもそとホームへ戻ってしまった。おい、初日からサボりか。世の中そう甘えもんじゃねえぞと世の中の理を教え込もうと掴みかからんばかりの気持ちで詰め寄りそうになったが、きちんと調べたところ、まずはマッピングをしないといけないらしい。言われてみればそれはそうだ。部屋の作りを全く知らないところへ放り込まれたところでどこからどこまで掃除してよいかわからないというものである。

すまなんだ、吸太郎。指示がよくなかった。まずは家の中を見て回りたまえ。ということでマッピングランをしてもらった。家の中を縦横無尽に駆け巡りマッピングランも終了。その結果を見たところ、きちんと我が家の間取りを再現したマップが出来上がっていた。できる子、吸太郎。

その後改めて一仕事お願いしたところ、概ね上々といった仕事ぶりを発揮してくれた。掃除後に掃除できた範囲をマップ上に塗りつぶされたものが出来上がるのだけど、初回ならこんなものかなといったところだったのでこれからに期待だ。

こうして我が家の一員となった吸太郎。長い付き合いになりそうだ。掃除が終わるとゴミをゴミステーションに捨ててくれるのも愛らしい。可愛がってやんよ。

考えてみると家電量販店で直接商品を買うのって久しぶりだったような気がするな。あれはあれでやっぱり良い。何より目的のもの以外も意図せずとも目に入ってくるというのがネットでの買い物では味わえないリアルショッピングの醍醐味と言えるだろう。

だってこんなものわざわざ見ないでしょう。

お米は鉄鍋に張り付いててはがれない。妻もはがそうとしてた。

こんな葛飾北斎みのある鉄鍋炒飯あおりはネットで買い物していてたどり着かない。たまには実店舗で買い物しようと思えたところでみなさまを良いお掃除ライフを!🧹