マンデラエフェクトという言葉があるのだと知った。オカルトだったりその手の話題に詳しい人にはもうずいぶんと前から知られた言葉であったようだが、1週間くらい前に行われた反ワクチン、半コロナデモの参加者が掲げていた1枚のプラカードが実はマンデラエフェクトを示唆するものであったとの指摘があり、気になって調べてみたのだ。
ちなみにマンデラエフェクトというのは事実とは異なるイメージが面識のないもの同士の間で共通の認識してとして共有されているということらしい。噂とか口コミでイメージが先行しちゃって実際のものと異なったものとして定着してしまうみたいなことなのかな。
その中でもおもしろい、というかまさにこりゃ自分が持ってたイメージとは全然違ったなというのがこれ。
これ、世界地図でオーストラリアの場所を調べたものなのだけど、オーストラリアそんな西よりにあった?もっと太平洋のなんもないところに浮かんでなかったっけ?
このへんに
たぶん僕以外にもここまでではなくてももっと東の海に存在していたんじゃなかったっけ?と思っていたひとはいるのではないかと思う。
と、まあ集団勘違いみたいなことの総称じゃないのと言われれば全くもってその通りなのだけど、これがまた陰謀論的思想が絡むとややこしくなってくる。
前述のデモで掲げられていたプラカードの内容は「ピカチュウのしっぽの色は?」というものだったらしく、検索を促していたとのこと。僕はポケモンを全然知らないので検索したものを見てもいまいちピンとこないのだけど、ピカチュウのしっぽの色は身体と同じ色、黄色らしい。しかし多くのひとはしっぽの先は黒であるという認識でいるというのだ。それがマンデラエフェクトであるという主張である。
そこまではマンデラエフェクトだ。事実と異なるイメージが多数の他人同士で共有されている。しかし陰謀論が絡むとここにもうひとつ要素が加わる。しっぽの先が黒いピカチュウは存在しているが、その世界線から移動してきてしまったので今のこの平行世界ではピカチュウのしっぽは黄色なんだそうだ。
ちょいともうなんでもありじゃないの。じゃあなんなの、オーストラリアの位置も違う世界線の位置関係なのかい。なに?パンゲア?いや、別にオーストラリアがどこにあってもいいし、電気ネズミのしっぽの色なんてもっと瑣末なことではあるのだけど、思っていた事実と違ってるからパラレルワールドでした、じゃこちらのいうことに関してはすべて「そちら側の話」にされてしまって聞く耳もたれないということじゃないか。
こうなってくると建国でもしてもらったほうが良いのではないのかなと思えてしまう。その国では思っていたもの違うものはどんどんパラレルワールド化していくので分岐がすごいことになりそう。デトロイトビカムヒューマンか。がんばってクリアしていただきたい。
あとですな…そちら界隈にもインフルエンサーの方々がいて、日々この先の展開とか考えてらっしゃるんでしょうけども、もうちょっと新機軸のストーリーが出てこないもんでしょうかね。僕は映画とかゲームはそこそこ好きな方なのだけど、設定とかもうちょっと斬新なのあったほうがいいんじゃないかなってね…そう思ったりしてます。引き込まれるようなお話制作がんばってください。
2回連続で陰謀論に言及してしまった。なんかツッコミどころが多くて言わずにはいられなかったんす。