普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ジャンクを愛するものとしてのたしなみ

本日も在宅勤務。結構ギリギリまで寝てしまっていて、正直なところ始業直後は完全に目が覚めておらずメールを開いたり閉じたりするだけのマシンと化していた。

とりあえず内容は確認するんだけど、今すぐ対応とか返信は面倒なので未開封の状態にしてとりあえず忘れないようにしておくという、なまけ道を歩むものであればだれもがやるあれだ。

小一時間がたち、やっと仕事っぽい動きができるようになってきたので在宅勤務用に準備しておいた仕事を片付けているうちにお昼の時間に。

最近とりあえずお昼はラーメンみたいなことが続いていたのだけど、昨日のお昼に食べたラーメンがなんだか期待値を下回っていたため、しばらくはラーメンいいかなという気持ちになっている。

散々悩んだ末に浮かんできたのは松屋のハンバーグ。迷ったときはカレーかラーメンかハンバーグだ。茶色い食べ物はいつだって僕らに寄り添ってくれていてありがたい。

ささっと出かけてテイクアウトとしハンバーグを持ち帰る。松屋のキャッチフレーズ?は「あなたの食卓でありたい」だそうな。おおそうか、食卓であってくれと思いながらハンバーグをたいらげた。

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写真をあげてみたものの、これどこにハンバーグがあるのか全然わからないな。カレー作ったときの鍋底にしか見えない。

心の目でハンバーグをとらえつつ食べ、満足感を得たので結果オーライだ。結構他のところのハンバーグと比べても松屋のハンバーグは好きで、ハンバーグを推している店のハンバーグより松屋の方が好きだったりするかもしれない。ジャンク感が強いからだろうか。牛豚以外の畜肉っぽさのある味も好みだ。松屋のハンバーグがうまいとかwwwとか言われちゃうのかな。まあなんせ世界でいちばんうまいと思っているのがカレーヌードルという人間のいうことなのでお目こぼしいただきたい。

全然あてはまらない僕がいうのもなんだが、松屋ってなんだか肉体労働者が好む味付けをしているような気がする。要は味が濃いということなのだけど。

そしてコンビニに例えるとファミリーマートっぽい。この考えでいくと吉野家セブンイレブンすき家はかつてのサークルKサンクスっぽさがあるなと常々思っていた。コーポレートカラーの都合上、ローソンは牛丼屋とは結びつかない。がっつりしたものと青は相性悪いのだなとの気づきを得た。

セブンも吉野家も業界優等生、クオリティも高い。いっぽうのファミマは飛び道具的商品を出してきたりする。お母さん食堂のラインナップとか。松屋も突然シュクメルリとか出して世間を沸かせる。そしてサンクスはホットスナックの油ぎっとぎとのフライドチキンがうまい。すき家との関連性は見いだせなんだ。言い出しておいてすまん。

サンクスのフライドチキンとかまたジャンクでしかない、もはやジャンクですらないスカムフードとすら言えてしまいそうなものが好きであると告白してしまった。あれ、どうしたらそうなるんだろうなというくらいに油がギットギトで、手軽に食べるものとは思えないくらいにんにくがきいていて好きだったのだ。パンにはさむと少しちゃんとした食べ物に寄るので闘いきれなそうなときはそのようにして食べ、勝利をおさめていた。

たぶん今食べたら相当にキツいだろうな。あの油は四十路の胃腸にはバイオ兵器でしかない。

こうして好きな食べ物が「好きだった食べ物」になってしまっていくのって寂しいものだな。寂しさを感じたくないなら胃腸を鍛えるしかないということか。

これからは仕事中にラードのキューブでもなめながら仕事をしていこうと思う。