普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

麺かぶりしたけどオーストラリアとオーストリアくらい違う食べ物だった

電車が空いている。素晴らしい。

毎年この時期に出社をすると小さく感動してしまう。最近は早めに出社しているのでふだんでも地獄のような混雑はしていないけど、そこからさらにひとが減って渋谷から乗る始発の山手線より快適であった。

快適に出社しのそのそと仕事をスタート。読み通り暇である。ふだん手が回っていなかった雑事を片付けながら、こんなときだからと適宜サボり気味にYahoo!ニュースを眺めていたら「たべっ子どうぶつ 映画化」というニュースが目に入った。

なにそれ。がファーストインプレッションであるが、漠然となんか今っぽい映画化の話だなとも感じた。それにしてもたべっ子どうぶつって食べ物だし、そのアイデンティティは残しつつ話は進んでいくんだろうか。

記事を読んだ限りビスケットであることはいったん忘れてもろて、という雰囲気を感じる。けものフレンズということだろうか(見たことないしたぶん違う)。

時期的に対外的な業務がほぼ発生しないためサボりながらもそれなりに仕事は捗りお昼の時間に。今日は家を出るときから家系ラーメンを食べるという強き心をひっさげての出社であったため迷いなき足取りで職場近くの家系ラーメン屋へ赴く。

なんかピンとがほうれん草にあってしまった

食べたいときに食べる家系ラーメンのおいしいことおいしいこと。あっという間にたいらげ、なんならちょっと足りないと感じるくらいであった。ふだんからこうでありたい。食べるという行為を楽しめるというのって幸せなことだと思う。

家系といえば最近Twitter(X)で「町田商店うまいっていってるやつ全員絶交してる」みたいなニュアンスの投稿を見て、それに全乗っかりしてる町田商店否定派がハッスルしていたが、個人的には別にあれはあれで「そういうものを食べたいときに食べるもの」として全然ありだと思っている。

ハンバーガーを食べたいって言ってマクドナルドを食べているのではなく、「マクドナルドを食べたい!」と思って食べているのと同じことだ。いわゆるジャンクフード、スナック枠とでもいうのか。家系ラーメン自体元々ジャンクフード的ではあるけど、その中でも、みたいな。そういう気持ちにならないひとが否定派ということなのだろうけど。そもそもひとの作ってくれたものをすぐに「まずい」って断罪するのって抵抗があるので根本から分かり合えなそうではある。「好きじゃない味はまずい」なひとなのかも。

そんなことを思いながら最終的に「ま、どっちでもよいか」と持ち前の短慮ぶりを発揮しつつ満たされた気持ちで職場へ帰る途中、アイスボックス(氷菓)を食べながら歩くひとを見かけた。

この日も大変な灼熱だったので、アイスボックスを見た刹那「あのアイスボックスに焼酎を入れて飲んだらうまかろうな」とほぼパブロフの犬的にほとばしる飲酒欲であったが、そこからもう一声、ドリンクメイトで炭酸を注入した炭酸焼酎をぶちこむことでそのうまさは無類のものになるのではと世紀の大発明を思いついてしまったのだ。

帰宅後、発明すぎると嬉ションせんばかりの勢いで妻に報告してみたが、その後じわじわと「それは濃いめのグレープフルーツサワーなのでは…?」と一周回って現実に帰還するなどした。でもおいしいに違いないとは思うんだ。そりゃそうなんだけど。

夕飯は妻の希望で以前カルディで購入していたなんかよくわからないけどおいしそうだよねとカルディあるあるの権化のようなこちらをいただいた。

そもそも読み方がわからない

清涼感

お昼にラーメンを食べたことは伝えていなかったので麺かぶりとなったけど、同じ麺というフィールドにいるとは思えないくらい別物だったのでおいしくお腹におさまった。かぶりの帝王、カレーでいうところのお昼は給食で欧風カレーが出たけど、夕食はルンダンが出たくらいに別物。

味はカルディで売ってそうな味でした(おいしかった)。お近くにカルディがある方はぜひ。