普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

酒の一滴血の一滴ということは飲酒は輸血

お金を積めば良いものは手に入りやすい。当たり前のことである。

しかし、世の中それだけではないのが庶民オブ庶民である僕には非常に助かる仕組みなのだ。

例えばお酒。僕はスコッチが好きでその中でもシングルモルトのピート臭の強いもの、言ってしまえばもはや薬品臭いというレベルのものが好みなのだけど、そういったものはもれなくお高い。

高いと言っても1本4,000円くらいからなので目ん玉飛び出るほど高いということもないと思われるかもしれないが、晩酌に飲むお酒ということになると結構なペースで減る。4日くらいで1瓶か。これでもちょっと我慢しての量だ。1日平均1,000円くらい。

缶ビールの350mlでだいたい1缶200円くらいなのでビールで言えば5缶分か。飲むひとは飲む量だろうか。でも毎日発泡酒などでなくビール5缶ってちょっと豊かではないか。そしてお腹たぷたぷなのでは。

そんなことなので、そうそうはシングルモルトのピーティー(ピート臭の強い)なウイスキーを買うこともできず、お手頃な価格帯のウイスキーの中で少しでも自分の好みに近いものはないかと色々な銘柄を購入している。

 

ちなみにきちんと良いものかつ最近飲んだものでこれはすごいと思わされたのがこちら。

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誕生日のいただきもののなのだけど、もうすんごいの。うめえ。語彙力失うくらいにうめえ。

ピーティーなスコッチが好きだと常日頃から吹聴していた甲斐あってピート臭豊かなものをプレゼントしてもらえたのだ。そのうえこのアスケイグ、アルコール度数も高い52%くらいあったと思う。久々にお酒を飲んで喉が熱くなる感覚を味わった。

大事過ぎて9月にもらったのにちびちび飲んでまだ残っている。前にも書いたことがあるが実家のサイドボードのいつ誰が飲んでいるんだというなんかちょっと良さそうなお酒というのはこうして誕生していくのだなとしみじみ感じる。

そしてもう一点がこちら。

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飲みかけですまん。

以前からのお気に入り、ボウモア。これも今年の誕生日のいただきものだ。みんなお酒を与えてくれて良いひとたちだ。

やはりピーティー、薬品臭い。だがそれがよい。ちょっと良いことがあったり懐に余裕があったり、ひいてはなんか機嫌が良いときにはボウモアを買う。要するに何かにつけて理由を見つけていつもより良いお酒を飲むチャンスを虎視眈々と狙っているのだ。ちなみに無断で買っていくと妻の監査の目が光る。

このようなお酒をそうしょっちゅう買えるほど懐具合も暖かくないし、お酒を飲む量も控えられるとは考えられない。

そこで今回のお題「#買って良かった2020 」だ。

見つけたのだ、いい具合のスコッチを。

まあまずはご紹介から。

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マクロード?マクローズ?どちらかわからないけれど、良い塩梅なのである。

まず価格。2,000円くらいと普段使いできる価格だ。そんなに銘柄を知らないけれど、僕が今までみたシングルモルトウイスキーのなかでは最安値だと思う。

そして味についても価格帯を考えればだいぶ好みに近い。それはやはり最初の方にあげたスコッチには及ばないけれど、日々の晩酌のテンションを上げてくれるのには充分な味わいだ。くせはあるのでひとを選ぶ可能性はあるけれど。

これはまさしく買ってよかったと言える。2020年も暮れに差し掛かって良い買い物ができてほくほくだ。

基本的には普段手にしないものを買うというのに抵抗があまりないタイプであるため、今後もこういった出会いを楽しみに酒を買いに走ろう。

酒を買いに走るってめちゃくちゃダメっぽさのある表現だな。大五郎とかリットルで買ってきちゃう響きだ。

大五郎もリットルじゃなくガロンとかバレルもかの単位で売ってたらちょっとおしゃれ飲み物に見えたりしないだろうか。もはや飲料ではなく薬品ぽさがでてしまうか。

おれとおまえと大五郎。

あいつとこいつとマクロード。

そんなことでよろしくお願いいたします。