普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ぬるりと仕事納め

ベタな話ではあるけれど、今日で2020年仕事納め。ぬるりとした勤務を経て透析に至っている。

今日は月曜でありながらも出社していた。正直なところ出社してもしなくてもどちらでも良い日であるのは例年の雰囲気からしてわかってはいながらなぜ出社していたかといえば、年末の休暇スケジュール提出レースに出遅れたことによる。

ぐずぐずしていたらまんまと上司から出社依頼を受けてしまったというわけだ。最初はみんなで話し合って年末年始の休暇スケジュールを決めていきましょうみたいな話だったと思うのだけれど、いつのまにか早い者勝ちになっていたとは。予定があるわけでもないので断る理由もない。なし崩し的に出社となった。

それならばと今日の出社を見越して先週末に紙モノの仕事の準備を在宅でごっそりと用意していたので午前中はその処理に追われて終わる。

お昼ご飯は年内で営業を終了してしまうという部内グルメさんご推薦のラーメン屋にオープン直後に向かったのだけど、その時点で次の席が空くのは2時間後くらいと言われて心が折れる。あてがはずれて荒野の枯れ草のようにさまよっていたところ、つい最近オープンした、これもやはりグルメさんおすすめのラーメン屋が目に入り鮮やかに転身、入店した。終わるものがあればはじまるものもあるのだ。

ふつうの味噌ラーメン屋で、いかにもラーメン屋という男性スタッフに比して女性スタッフはチャイナドレスだったのが謎だったがラーメンはおいしかった。

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前回と写真一緒みたいになってしまったけど違う食べ物です。

ラーメンばっか食ってんのかおまえはと思われるかもしれないが、そう言われるとラーメンばっか食べてるかもしれない。最近出社時の昼食の8割くらいはラーメンだ。

あてがはずれながらもそこそこ満足して午後の仕事に戻る。いつもは嫌がらせかと思うほどにメールが大量に入ってくるのだけど、それも今日はない。中途半端に仕事を動かしても年末年始の休みに埋もれてしまいそうなので仕事をすることを放棄し、書類などの整理をすることにした。というよりも半ばそのために出社をしていたと言っても過言ではない。

今期に入って紙を扱うことが減り、今まで後生大事にとってあった書類なども結局のところデータで保管されていれば特に手元にある必要はないと悟ったため、かなりばっさばっさと景気良く捨てまくった。中には「なぜ僕の手元にこの書類が…」という捺印書類などがあったりしたのだけど、データで確認したら処理としては完了しているようなので見なかったことにして好景気存続とした。

結論から言うとデスク内の書類をほぼ捨てた。ほんと、なぜ今まで捨てずに置いておいたのだろうと不思議に思うくらいにばっさりと捨て、さっぱりとした気持ちになったが、これはあれだろうか、女性が男性に別れを告げたあと、それまで本当に好きだったの?と疑うくらいにふった男性に対しての興味を失っているのと同じ心境だろうか。未練があるのは男性だけというのはよくある話だ。この場合書類が僕に復縁を迫ってくる可能性がある。よりが戻ることはないけれど。紙はもう卒業、真面目だけがとりえの坊やからは卒業よとばかりにこれからも書類はばっさりと捨て続けるだろう。

極端かもしれないが、今部内で一番紙を出力していないかもしれない。むしろ従来通りばんばん紙を出すことの非効率さを感じるようになったほどだ。結局のところはそれぞれがやりやすいようにやればよいというだけの話しではあるけれども。

それにしても、仕事納めまでしているのになんだか今年は年末感がわいてこない。事情が事情とはいえ、なんだかぬるっと過ぎていった年だというのも原因なのだろう。

せめて明日からの休みで非日常を味わっていきたい。