普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

自然災害の日の本番は透析なのよ

何はなくともやはり台風。これに尽きるだろう。今回の台風、いつもと何が違ったかというと、勤め先の職場フロア全員が在宅勤務となったことだ。これまでそこそこの規模の台風がきても社内的には「無理な出社はせずに柔軟な対応を」という”とりあえず言った”感を出されそこから先は各々の判断に任せるという極めてJTCなものであったが、今般は違った。

今期からフロアのボスが変わったのだけど、そのボスから「よっぽどのことがなければわざわざ会社に来て仕事せんでもええよ」宣言がでたのだ。これは前期までとの大きな違いである。加えて、どうしても出社しなければならないひとは要相談とまで言っていた。

そうまで言われて出社するなどよっぽどのことだ。事実上在宅勤務は命令ともとれる。たぶん「そうまでして出社しないといけない理由は?」と問われたら明確にそうしなければいけないひとはいなかったと見えて冒頭お伝えの通り全員在宅勤務となった。結果的に上位下達スタイルとなって1周回ってJTCに帰ってきた感はある。

ただ、コロナのときから何があっても在宅勤務をしない勢もおり、そういうひと達にとっては有休消化の1日となったようだった。在宅勤務したくなさがすごい。そんなに在宅勤務が嫌かな。僕なんかフルリモートでもよいくらいだけど。キャラってことなのかも。

この記事をご覧になっているひとはご存知の通り、結果としては備えに対して影響は軽微だったと言える。衝撃に備えて踏ん張っていて、衝突の瞬間前のめりになってみたものの、思ってたよりだいぶソフトだったものだからそのまま前に倒れちゃうみたいなね。

でもそれでよいのだと思う。余裕余裕っていって突っ立ってるところに予想外の衝撃が加わってぶっ飛ばされることに比べたら「ふんっ!」って踏ん張ってみたものの思ってたのと全然違う感じでよろよろって前にに倒れ込んでしまう方がよっぽど平和だ。災害対策として、空振りはいいけど見逃しは言語道断というあれである。

といってね、あれこれ言ってみたけど僕はもともと今日は在宅勤務の予定だったのですべてのことにおいて「は〜、そうなんですか〜」というスタンスだったのだけど。

仕事は最悪休むなりなんなりすれば良いけど、今日は透析の日であるのでそれは休むというわけにはいかない。家で仕事はしたものの、一番荒れそうな夕方以降に透析に向かうこととなった。

まず、往路。運の良いことに家を出た時には風も雨もほぼなかった。傘いらないな、勢いで行ったれと傘をささずに出発。が、透析クリニックに到着するまであと3割というところで傘をさしていないと「あのひと、何か事情があるんだろうな」というくらいの雨量に見舞われギリギリアウト。傘、させばよかった。

そして復路。クリニックを出たばかりのときは少しの雨のみだったので手持ちの折り畳み傘で対応。レインポンチョを持ってきてはいたけど着るほどではなかった。と、思っていたが次第に風が強くなる。僕の持つ折り畳み傘は軽さを出すために耐久性を犠牲にしたアーマードコアでいうところの軽量二脚傘なのでこの時点で勝負は見えていた。その後、レインポンチョを着るほどでもないけど弱傘をさすのも無理という事態に陥り、もう家に帰るだけだからいいやとノーガード戦法でひとっ風呂浴びた様相で帰宅。

結果、全体的に負け越している感がある。唯一勝った点があるとすれば、今日の台風を見越して前日にお昼ご飯としてお肉を買ってきていたこと、そしてそれが米泥棒的うまさであったことくらいだろうか。しかも炊き立てのお米でいけたのもよかった。家、最高だな。

1日を思い返してみるとお昼ご飯がよかっただけでやっぱりよかったかも?なんて思えてくるのでやっぱり自分ちょろい。

伝説(自称)の豚味噌焼き