普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

不変のものはなく、不動のものもない。全部パンゲア

当然のことながら建物というのは不動だ。不動で然るべきなのである。

しかしどうだろう、ものすごくミクロな視点で見ることが出来たのなら、実はほんの少し動いてたりするんじゃないかと思うのだ。ぷるぷると。ゆさゆさと。

少しずつ移動すらしているかもしれない。10万年かけて1ミリとかの規模で。その場に永久にとどまっていると考える方が不自然だと思うくらいだ。世の中変化しないものなど絶対にないと思っているというのが根拠である。

だからなに?と言われると、ですよねえ、としか返せない程度には中身のない話だ。偉そうに言い切ることでこいつは何か考えているのでは?と思わせられるのではと思ったりしたけれど、この話題では無理だな。

まあそれでもパンゲアとかあるし、東京と大阪が5億年後には隣同士になっちゃったりするかも。その間にある都市は圧縮されてなかったことになる。

それでもかつてそこに都市があった名残から、東京、大阪の境目からきゅ〜と音がするのだ。いかせんべいを作るときにでるあの音が。なにせ圧縮されている。音くらいでるだろう。

そこが観光スポットとなり、賑わいを見せるわけだ。圧縮された県のみなさん、見せ場ですよ。扱いとしては間欠泉みたいなものだな。

でもそれも急にばしゅっと圧縮されるわけでなく、じわりじわりと東京、大阪間が縮まってくるのだから東京、もしくは大阪が間の県を侵食していくということになるのだろうか。

圧縮で思い出したのだけど、昔居酒屋のキッチンでアルバイトをしていた。その店にはびっくりメンチカツという超巨大なメンチカツがあり、揚がったものを提供する際、6等分くらいにカットして提供していたのだけど、お腹が空いていたとき真ん中の辺りを薄めにカットして、盗み食いをしたのち、何事もなかったように残った部分を接合させてカットし直して提供していたのだ。小物〜。

上記の東京、大阪パンゲアも同じようなもんじゃないでしょうか。そんで僕に食べられちゃうのって愛知あたりだと思うんですよね。ありがてえ存在の愛知。

それか飛び出る絵本見たいな感じでパタパタっと畳まれているけど開くと出てくる中部地方とか。もうそこまでできたら日本列島に動力つけて列島ごと旅行とか出来てしまうんじゃないか。国民総勢で島ごと移動。ガンダムでいうコロニーのようだ。

さすがに列島ごとということはなくても動く島の開発はされてもよいのではないかと思う。あくまでもレジャーな代物として。ローズ島共和国みたいな話ではない。

 

妄想を膨らませていたらずいぶん遠くまできてしまった。世間との距離がグッと開いてしまった。そこをまず不動にする努力をすべきだということだな。