年末のお休みに入ったものの、金曜まで働いて週末休みという流れなのでいまいちイベント的バカンス感は薄れているような気がする。そんなことを言いつつももうお休みも4日目。休みの前半は妻の実家に帰省をしていた。
道中は在来線を利用しての移動となり、めちゃくちゃ長距離ということもないけど、決して短い時間でもない。そうなってくると車中でおにぎりのひとつも食べたくなるもの。駅で良い塩梅のまるっこいのを調達しておいた。
たぶん持ち帰り寿司的なお店のおにぎり風寿司。ずいぶんと情熱的な色の卓に乗っている写真であることが伝わるかと思うが、これは電車ではなく自前のトランクの上で撮った写真である。
車中でおにぎりを、なんて言っておいてなぜこんな体たらくかというと、電車が遅延しており、混雑が予想されたので駅のホームで食べてしまったからだ。結果、読み通り嫌な感じに電車は混んでおり、座れそうで座れない絶妙なラインを行ったり来たりしたまま目的地に到着となった。あの車中でスタンディングおにぎりをキメる度胸はなかったので先に食べておいてよかった。
義実家に到着し、密かにはしゃいで買っていたワインを開ける。
はしゃいでいながらもハーフボトルにしたあたり、あくまでもひとんちにお邪魔している自覚をもって臨んでいることの現れである。まあ、このあとウイスキーも飲むんですけど。
よく温まった部屋で酒をあおりつつテレビを眺めていたら、お焚き上げのニュースが流れていた。なんともこの時期らしくて良い。そのニュースによると3万枚のお札が焚き上げられたという話であるのだけど、おそらくそのお札は有償だと思われる。1枚いくらかで譲られているということであるとすると、そのお札は実質紙幣なのではと思うなどした。もしかしたらだけど昔は実際紙幣を燃やしていたけど、倫理上とかその辺りの問題でいちおうお札という形に交換した上で焚き上げるということになったのかもしれない。パチンコ屋の3点方式みたいなことで。全然調べてないからめちゃくちゃ適当言ってますけど。
というかここまでお札と書いて”おふだ”と言っているつもりだったけど、お札(おさつ)も同じ字を書くので「お札は実質紙幣」の部分だけを読んだら何を言い出しているんだこのひとはとなるな。おふだ、おさつ、元々同じものだった説があるけど定かでは無い。
初日はこんな具合で時間を酒に溶かしていった。ちなみに義実家の人間は妻も含めて誰1人お酒を飲まないので僕だけがへべれけで上機嫌である。最初こそ気が引けたけど、もはや今は「そういうひと」とでも思ってもらえれば良いかなと思っている。
明けて2日目。この日はわりと近所にある道の駅へ赴いた。特産と全く関係ないと思われるカニコロッケが気になり購入。
カニ+コロッケというとどうしてもカニクリームコロッケを想像してしまいがちだが、これは純然たるカニコロッケであるので半ばカニのほぐし身フライとでも言えるような食べ物である。
そう思って食べればグランプリなのだろうけど、前述の通り僕はカニとコロッケの組み合わせでカニクリームコロッケが出てくるものだと疑ってなかったこともあり、真顔の「おいしい」以上の感想を述べることができなかったのでこれ以上この件について触れるのは差し控えさせていただこうかと思う。
この日も帰って一杯やりつつ義母や妻と団欒。その中で、経緯は忘れたが折り紙の話題となり、それならばと義母が折り紙ケースなるものを取り出してきた。どうも妻や弟妹が使っていたものらしい。僕の家にはそのような文化はなかったけれども、けっこう一般的なものなんだろうか。
その折り紙ケース、折り紙が収納されているのは当然なのだけど、折り紙以外のものも同梱されていて困惑を招いた。
これ…
堀川くんじゃない…?
なんかよくわからんけど、サザエさんに登場するサイコパスすぎて怖いでおなじみの堀川くんとしか思えない輪郭が収められていたのだ。
義母も妻もこの堀川くんに覚えはないらしい。では弟妹たちが?となるが、彼彼女らはどう考えてもこんなものぶち込んでくるタイプではない。そしてただでさえサザエさんキャラを送り込んでくるということが狂気じみているのに、その中でも堀川くんをチョイスするというあたりに確実に仕留めにくる意図を感じずにはいられない。
この先、顔のパーツを配置するつもりだったのか、これで完成系としたのか…そもそもなぜ堀川くん…?そしてこれで何をしようとしていたのか…?謎は尽きない。
2024年最後にして最大のミステリーに出くわしてしまった。この謎は2025年という1年で解ける気は到底しないけれど、意味不明さとしては極上だ。
もっと早い時間に2024年の最後の記事投稿!ってことにしようと思ったのに結局こんな時間(31日、23時00分)になってしまった。たしか去年もギリギリで一本書いてたような気がするな。もうこれも”らしさ”ってことでね、今年もお世話になりました、来年も一つよろしくお願いいたします的なことで良いお年をー。