普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

12ヶ月カースト

今日から6月。6月ってどうにも印象が薄い。毎年なにをしていたかなと思い返してみてもイマイチ思い出せない。6月からしてみれば余計なお世話だろう。

祝日もなく、梅雨時ということもあり、あまり外出したという記憶もないというのが原因なのかもしれない。

とはいえなにがあっただろうと去年のブログを読み返してみたら自宅レコーディングをしたり、BBQをして群馬まで行っていたりと意外に色々なことをしていたようだ。

6月が悪いみたいなことを言っていたが、悪いのは僕の記憶力の方だった。面目ない。

そんな6月への想いを馳せるうち、1年、12ヶ月のなかでもカーストが存在するのではと思い始めた。

存分に私見が入り混じるが、8月、上位であろう。むしろ1位と言ってもよい。夏という正義に勝るものはない。ディズニーアトラクションでいえばスペースマウンテンクラスの正義だ。

その考えを受け継いで次点は7月。夏の入り口のあの期待感と言ったらもうたまらんのです。日によってはまだスカッと暑い日があるというのも好印象だ。アトラクションじゃないけどディズニーの入り口入ったばかりエントランス、土産物屋の立ち並ぶあのスペースのようだ。

この流れで言うと9月もなかなか話のわかるやつである。雨は少し増えるとはいえ、暑さばかりでなく、適度に涼しさを提供してくれる。緩急のついた姿勢というのはスプラッシュマウンテンのようであるともいえるだろう。

意外と思われるかもしれないが、ここで12月、1月がランクインする。寒い時期ではある。寒いのは僕にとって悪でしかない。しかし、年末年始というなんだかうかれた時期でもあるのでそこを評価したい。うかれているといえばカントリーベアだろうか。なんだかよくわからんけどあったかそうだしそのあたりがよいだろう。

10、11月もまた同率だ。気候だけの面でいうと12月1月より優勢なのだけど、やたらセンチメンタルなのでこの順位にとどまった。ディズニーに向かうとき、東京駅で長い距離の徒歩での乗り換えがある。そのときくらいのワクワク感だ。

4月。まだ夜が寒い。出直してほしい。釣った魚に餌をやらないタイプの恋人だ。たぶんアトラクションに並んでる時にケンカする。

そして件の6月。やはり薄い。ピーターパンのライドアトラクションくらいの熱感。

2月、3月に関しては決別したい。もう帰りの京葉線くらいのテンションだ。肩を落として寒さに暮れるしかない。

5月がまだ出てきていないと思われるかもしれない。これがまた決めかねるのだ。気候は確かによい。連休もある。それでもどこかまだ相入れないというか、そんな部分がある。なにがそう思わせるのか。爽やかさか。爽やかさなのか。陰鬱として湿った存在である僕には5月の爽やかさをまっすぐ受け止められないのかもしれない。今年はもう終わってしまった5月、うまく向き合えなかったが、来年こそはよろしくやっていきたい所存だ。

 

12ヶ月それぞれ擬人化などされているのだろうかと気になって検索してみたらやはりそういうのはあるようだ。世の中なんでもやるひとがいるものだ。

それこそ、ディズニーアトラクションの擬人化とかやってくれたら面白いなあ。色々な意味で。