土曜日お昼前、妻が以前働いていた職場の先輩に食事を誘ってもらったとのことで出かけて行った。その間子とふたりきりで留守番。子は妻が出かける直前から出かけた直後までは泣き喚いていたものの、ドアの鍵が閉まったあたりでスンと泣き止んだ。ひとまず駄々はこねてみたけどどうにもならない状況を子なりに受け入れたのかもしれない。案外ドライなものである。
僕もお昼ご飯を食べようとカップ焼きそばを食べる。カップの油そばを買ったつもりがなぜかソース焼きそば、しかも大盛りを買ってきてしまっていた。そのうえ包装を取り除いてお湯を入れる直前まで油そばのつもりでいて、油そばのわりには粉末ソースしか入っていないことに違和感を感じたことからやっとソース焼きそばを買ってきていたことに気づいたのだ。全方向にボンクラ過ぎる。
まあ気分じゃないけど、と思いながら、これしかないならこれを食べるしかないわけなので素直に食べたは良いものの、食後しばらくしてこれまで味わったことのない胃のあたりの気持ち悪さを観測。も…もしかしてこれってもたれるという現象なのでは…カップ焼きそば(大盛り)を食べてもたれるなどおじさんの権化である。結局夜ご飯頃までその気持ち悪さは続いた。わりと大きめのライフイベントを味わってしまった。
夕方頃、妻が帰宅。立て続けに2件ほど飲みのチャンスの舞い込んだのだけど泣く泣く断る。妻が昼出かけていたので夜は僕が出かけてもいいのではないかなとうっすら思ったが、そういう物言いは揉め事の火種になると古来より言い伝わっているので口に出すことは控えた。
この日は焼き鳥を調達してきておとなしく家で飲んで就寝。睡眠不足だったこともあったのでよそで飲んでたらしないでも良い後悔を生み出していたかもしれないので結果的には飲みにいかないでよかった。と、思おう。
明けて日曜。飲み屋の常連たちと我が家で飲む。宅飲み自体かなり久しぶりだったので大盛り上がり。そのうちのひとりがサラダご飯なるものを作ってきてくれた。
これがばちっくそにおいしかった。お米といっても普通の白米だけでなく、玄米とかあのあたりのお米をチョイスしているのでサラダの具としてごく自然な立ち振る舞いをしていた。世の中にはこういううめえもんがあるんだなあと魂を震わせた次第である。
こういう抜群のものがあると酒も進むというもので、久々にかなりの酒量を摂取してしまった。やっぱりひとりで飲むよりひとと飲むと楽しくて飲みすぎてしまうな。今後はもっと気をつけよう。
前後不覚で眠りこけ、本日月曜。在宅勤務を開始。さすがに飲みすぎたのかほんのり気持ち悪い。仕事に支障が出るほどではないとはいえ、お昼ご飯には影響がでそうな気持ち悪さだ。3日中2日気持ち悪さに襲われることとなるとは。3分の2といったら確率でいったらまあまあな確率である。なんの確率かは知らないけど。
さて、お昼。お昼どきになっても気持ち悪さは残っていた。がっつり系はもってのほか、なんなら米も遠慮したいお気持ち。こういうときは麺だ。しかも冷たい麺。かといってそうめんでは物足りなさを感じてしまいそうだしなとあれこれ思案したところ、冷やし中華というベストアンサーを導き出した。
最寄りのスーパーで買ってくる必要があるわけなのだけど、リニューアル工事だかなんだかで今日から3日間お店はお休みであることを思い出した。ふだんコンビニ使いでこのスーパーを利用しているけど、休みとなるとがっつり自分の生活に影響を与えてくるのだなと思い知った。人間関係でも似たようなことってあるもんですよね。
仕方ないのでスーパー未満、コンビニ以上の存在であるまいばすけっとまで足を伸ばすこととした。まんまと冷やし中華をゲット。今年初の冷やし中華と対峙した。
時間とか手間とかの都合でネイキッド冷やし中華となったわけなのだけれど、これほどみすぼらしい食べ物があるのかというくらいにうら寂しい存在となってしまった。でもこれを食べる時点でもまだうっすら気持ち悪さはあったので麺をずぞぞーっと啜るだけでお腹を満たしてくれるのはわりとありがたい。
冷やし中華ってお店で食べると意外に値が張るような気がしていたけど、あれこれ具材が乗っていて、それがなぜだか細く刻まれているという手間までかかっているのだから、総合的に見て値段相応かもしれない。ネイキッド冷やし中華をもって冷やし中華の真髄を理解することとなった。なんかバトル漫画の修行のくだりでこういう気づきを得るとかありそう。粗末な中に至高がある、的な。
冷やし中華をお腹におさめて勤務再開。お腹が満たされて気持ち悪さは解消された。やっぱり二日酔いだったらしい。あの感じも久々だったけどもう味わいたくないのでやっぱり酒量は控えるべきなんですな。というかあんな気持ち悪くなってもう2度と同じ過ちは犯すまいと心に誓うのだけど、わりと早めに同じ気持ち悪さに再開してしまう。意志薄弱かつおばかさんなのでお寺とかに修行にいくべきなのかもしれない。まじで。