普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

おじいがクロスワード好きなのわかっちゃった

圧倒的なあるあるなのだろうと思うのだけれども、子の寝かしつけをしようと思ってそのまま寝てしまうことがある。本来であれば子を寝かしつけてからが本番、大人の時間の本領発揮のはずが、その日の幕が閉じてしまう。

残念な気持ちもありながらもそのまま寝てしまって次の日を迎えれば睡眠時間においては十分すぎるほどに確保できるので悪いことばかりではない。ただ、昨日については深夜の中途半端な時間に目が覚めてしまい、そのまますんなり眠れそうにない事態に出くわしてしまった。

この時間からお酒を飲むのも何か違うなと思い、とった行動。それはクロスワードパズスルだった。最近、謎の衝動にかられスマホにアプリをぶちこんでいたのだった。ぶちこむだなんて無頼ぶった言葉を使ってみたが、やっていることは他に類を見ないほどの静的行動である。隙間時間にせこせこ解く。

眠れない夜に最適な選択肢といえないだろうか。頭も使うし、それで疲れてきたら眠れば良い。そう思って始めたのだが、思いの外興が乗ってしまい空が白んできた。しかし「このまま起きててもいいかな〜」などと思ったところできっちり眠くなってきた。

これだ。これだよ。古来より徹夜を覚悟したときこそが睡魔の好機である。そして徹夜を決行し、睡魔との戦いが最も熾烈になるのが本来起きなければいけない時間の30分前くらいだ。あのタイミングがいちばん眠い。眠いけど寝てしまったら最後。間違いなく時間旅行へ招待される。そしてきちんと出発しなければいけない時間とかに目が覚めて大遅刻でもないけど急いでも絶妙に間に合わない嫌な時間に放り出されるのだ。睡魔の意地の悪さがうかがえる。それで何度いやな汗をかいたことか。

でも昨日はそんなに頑張る必要もないし、そもそもその前にけっこう寝ているし、あとちょっとでも寝られるなら良いことしかないので眠気に任せてそのまま眠った。睡魔くん、ナイスアシストだったよ。

それにしても久々にクロスワードパズルをやったのだけど、ヒントからの言葉を連想するという力は必要ではありつつも、けっきょくのところ語彙力がどれだけあるかというのがものをいうゲームだなと感じた。そりゃ若いひとより年齢を重ねたひとのほうが解けるからおもしろく感じるのもわかる。好きでやっているのだけど、心の片隅では「ちょっとおじいの趣味っぽいな…」と感じていた理由はそのあたりということか。

ただ、このクロスワードアプリ、クロスワードを解くとポイントがもらえ、そのポイントを使って懸賞に応募できるものなのだ。商品は豪華絢爛とまではいかないがもらえたら嬉しいものがちらほらある。アマギフとか。でも無料のアプリなので広告は多い。ひとによっては耐えられないくらいに多いんじゃないかなというくらいにしょっちゅう広告が表示される。まあでも無料だし、と僕はあまり気にならないけれども。

商品がもらえたらもちろん嬉しいのだけど、これで「商品があたりました!」とかで詐欺サイトに誘導されたらそれはそれで面白いのでその線も淡く期待していたりする。その続報をお伝えするときはいや〜な笑顔で報告しようと思います。