普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

エミューの足、恐竜じゃなかったらなんなんだ

前回に引き続き帰省時のお話。

普段の帰省は実家についてさえしまえばあとは家やその周辺でのんびり過ごすことが多かったが、今回は理由は特になかったけどお出かけする気満々で訪れていた。初日は「浜松こども館」、そして次の日は掛川にある花鳥園に行く段取りとしていた。

k-hana-tori.com

存在自体はずいぶん前から知っていたが行ったことはない。僕の中で花鳥園といえば甥が幼児の頃に遊びに行った際、園内の鳥の放し飼いゾーンでヒッチコックの鳥さながらの体験をして泣いちゃったというエピソードくらいしか情報がない。甥は成人済みなのでもう20年くらい前ということになる。20年もあの手の施設を運営し続けられるってかなりきちんとしているという証左であるといえるのではないだろうか。これは行くしかないでしょう。

甥といえば、帰省のたびに甥が僕らが訪れるのをわりと楽しみにしてくれていて、今回の帰省時にも家に遊びに来ていた。帰省初日の晩酌無双時に「明日予定あるの?」と聞いてみたら「ない」との回答。ノリで「じゃあ一緒ににいく?」と聞いたら「うん、いこうか」とまさかの回答。甥、かわいいなあ。

 

こうして訪れた人生初の花鳥園。

いなせな入り口

実に程よい混み具合だった。混みすぎていると色々とやる気を奪われるが、閑散としすぎていてもなんか気を使っちゃうので、そういう意味でのちょうど良さがあった。

園内に入ってまずお出迎えしてくれたのが猛禽類の方々。

フクロウとかミミズクとかそのあたりの鳥たち。フクロウって物語などで賢者のキャラとして描かれることが多いけど、こうしてみると(特に5枚めとか)賢者的だ。ふぉっふぉっふぉって言ってそう。というかおじいっぽさがあるということなのだろうけど。むしろおじいがフクロウに寄ってるのではないかまである。これは早くも良い施設の予感。テンションを上げながら園を進んだ。

次に訪れたゾーンはオープンエアゾーン。不動のアイドルペンギンが。

水槽やケージの中ではなく、オープンエアで存在しているのでぺったぺったと歩く音まで聞こえる。その姿と発する音が愛くるしいことこの上ない。ビジュアルは、ね。

というのもペンギンがもともとそうなのか、食べ物の影響なのかはわからないけれども、めっちゃ生臭いのね、彼ら。あまりにかわいいから言っちゃいけない空気みたいなのはあったけど、明確に生臭いので「そういうもの」という覚悟は必要だ。ペンギンがいる居酒屋とかたしかあったけどこのオイニーは大丈夫なんだろうか。同調圧力的空気を読む力で誰も言い出さないだけだったりするのかもしれない。美男美女から耐え難い悪臭がしていたら「このひとが発生源なわけがない」と一回思うだろうからそういうことなのかな。いやたぶん違うな。

ペンギンゾーンを抜け、いよいよかつて甥をギャン泣きさせた鳥の放し飼いゾーンである。現場は大きな温室のような建物となっており、入った瞬間に南国感のあるけたたましい鳥の鳴き声がひっきりなしに聞こえる環境であった。

主に飛び回っている鳥

鳥自体は鮮やかだし可愛げもあるのだけど、けっこうな頻度かつスピードで群れをなして建屋内を飛び交っている。これは子どもなら泣いちゃうかもしれないなとというのも理解できた。1度、このエリアで妻と会話をしていたら僕と妻のいくらもない隙間を颯爽と鳥がすり抜けていったときは僕もちょっと泣いてた。

僕の興味の問題もあるのだろうけど、花鳥園であるのにも関わらず主に鳥に意識がいってしまっていて、ここにきて初めて花の写真を撮るなどした。

こういう写真の撮り方するとおじいちゃんって感じがしてしまうのってなぜなんだろう

ヒッチコックゾーンを抜け、次のエリアへ。どういう分類になっているのかわからなかったけど、飛ばないけど放し飼いみたいな鳥のいるゾーンへ。

昭和生まれなのでいちばん右みたいな頭を見ると兵藤ゆきを思い出す

そしてこのゾーンにはこんな鳥も。

火の鳥

なんというかありがたい感じのビジュアルをしている。この鳥よりも火の鳥のほうを先に見てしまっているので不死なんだろうし転生くらいなんぼでもするんだろうなとしか思えない。

平和なゾーンを抜け、この建物最奥部に待ち受けていたのはこの方。

いつごろからか見に行く鳥といえばこれ、くらいにショー鳥界のスターとなったハシビロコウ氏である。ハシビーといえば動かないことで有名だが、僕らが行った時には動かないどころか寝ていた。そりゃ動かん。でも係員さんが現れて少しじゃれたところ起き上がって2枚めの写真の姿を見せてくれた。軽快ではなかったにしろ動きが見れてよかった。

続いて脚の長い鳥ゾーン(たぶん違う)を経て、

この感じの鳥が集まってたと思うんだけどなあ

エミューとの触れ合い牧場みたいなところへ。

鳥相(人相みたいなこと)はよくない

ビジュアルがだいぶダチョウ的であるため、触れ合いとか大丈夫なんだろうかとおっかなびっくり近寄ってみたが、とても温厚で触っても意に介さない大物ぶりがあった。でも足がどうみても恐竜である。

鳥の祖先が恐竜って思えてしまう

脚力とかすごいんだろうし、この足で大地を踏み締めて走ったらそりゃあスピードが出るのだろうなと思ったが、エミューはただただそこにいるのみでへたしたらハシビロコウよりも動いてなかったかもしれない。あまりに動かないものだから身体をじっくり観察できてしまい、以下のような写真も撮ってしまった。

アニメキャラとかのズラっぽい質感がないですか

エミューとの触れ合いを堪能し、今日はこのくらいにしといたろかいと退園することとした。仄暗い過去をもつ甥も今回はけっこう楽しんでもらえたみたいだし、我らが子もなんかよくわかってないながらも何かしらん刺激を受けたのだろうから訪れて本当によかった。

花鳥園って言ってるのに全然花を撮ってなかったな。でも展示自体も花より鳥かなという印象だったのだけど、これは見るひとによって印象が異なるのかもしれない。正直当初はこんなにテンションがあがるものとは思っていなかっただけに嬉しい誤算であった。水族館に続き、こういう場所好きな人間であることを自覚することとなった次第である。次は市原ぞうの国あたりかな🐘

本文には登場しなかったけどこの鳥が好きだった