普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

かつての配達遅延の理由を再考する結果となりました

随分前にウーバーイーツではずれの配達員に当たってしまったことがあることをブログに書いたことがあるのだけど、またもやはずれを引いてしまった。

しかし今回はずれを引いてしまったのは配達員ではなくお店の方である。

まずオーダーしてから到着まで1時間30分以上。これはさすがにない。なぜお店の過失を疑うかというと、オーダーしたものの待てど暮らせと一向に配達員の手に調理済みの注文品が渡されなかったことによる。平たくいうとずっと調理状態が続いていたのだ。

アプリをどれほど見つめても到着予定時間の数字は積み上がっていくばかり。小出し小出しで10分ずつ到着時間は遅延していった。この小出し感、ギャンブルで言ったらちょっとずつベットしてていって最終的にいつの間にかすってんてんになるあの感じだ。この場合最終的にお昼ご飯を食べられなくなってしまう事態である。空腹による妻の不機嫌メーターは限界だ。決壊前に到着してくれないと夫婦の平和に支障をきたす。

永遠とも思える時間経て1時間30分ほどでようやく注文品は配達員に受け渡され、アプリ内の配達員のアイコンは我が家に向けて動き出した。これで夫婦仲も平和に保たれるなと胸を撫で下ろしたところでふと気づく。

前回も同じお店で注文したときに永遠(とわ)を感じさせる遅延を味わったな、と。

ただ、前回の遅延の原因は配達員にあってお店の過失はないと判断していた。なぜなら注文品が渡された配達員が謎ムーブをかまし、1時間以上よくわからない場所に滞在したのちの配達となったからである。

しかし今回のこの1件からもしや…と思うところがある。前回、実は配達員は注文品を受け取っていないのに店側のなんらかのミスで注文品が配達員の手に渡ったことになってしまい、ステータスが配達中になってしまったのではないか。そして配達中なので配達員の居場所はアプリで追われることになるが、実際は配達員も”待ち”の状態であるため、「じゃあ飯でも食って待つか」といったん家に帰ってご飯でも食べていたのでは。これでひとつところに謎に留まっていた理由づけになる。

今回いつまで経っても注文品が出来上がらなかったことを考えるともしかしたらあり得る話なのではないかと思える。さすがに同じ店舗で2度も1時間30分以上の配達遅延を味わうなんて出来すぎている。

配達員がはずれということであれば星の数ほどいる配達員の中からはずれを引かなければよいというだけであるが、お店がはずれということになるとこれは要注意である。実店舗にいったこともあるのだけど、お昼時はけっこう混雑するお店なので調理場が修羅場となりウーバーを後回しにして現場をまわすというのも想像できなくはない。きちんと順番守ってうまいことまわしておくれよとは思うけど。

前回の遅延の際、ごりごりに配達遅延をしたわりには届いた品がわりとあたたかいことに不安をおぼえたが、前述の説に当てはめると注文品を受け取ってからはそこまで時間が経っていなかったのでまあまああたたかいことについては不自然が拭われる。

すまなんだ、あのときの配達員さん。そして大変ですよね、本日の配達員さん。配達員さん全然悪くないのにこんなことがあると配達員さんに文句をつけられるケースが絶対にあると思うのだ。理不尽にもほどがある。おなかが空いていると気が立ってしまうこともあるだろうし余計に大変そうだ。

ちなみに前回は遅延のお詫びとして次回利用できる割引クーポンが支給されたのだけど、今回も同様だった。しかしこれもよく考えてみると微妙に納得がいかない。

次回オーダー時、ということはまずオーダーをしなければいけない。僕はまあまた頼むから良いと言えば良いのだけど、これだけの配達遅延を2度もかまされたらもう2度と頼むもんかとおへそを曲げてしまうひとだって当然いると思うのだ。問題なのは今回の一連の流れなので今回のお会計から割り引かれないとウーバー側がきっちり落とし前つけないまま有耶無耶になることも当然あるだろう。まあそれを狙っての次回クーポンなのかもしれないけれども。20%引きとしながら500円が割引上限だし、2週間以内のオーダーに限るという期限付きなので使われないままということも往々にしてあるだろうから本当にワンチャンお咎めなし狙いはあり得る。

あと、責任の所在はお店側にあるわけなので、きっちりお店側に損をして欲しいなというのが個人的な思いだ。評価を低くつけるくらいでなく、それこそお会計からいくらか差っ引かれるくらいのスカッと感が欲しい。

まあでもピーク時の調理場って本当に殺伐としていて今にも刃傷沙汰が起きるんじゃないかってくらいにピリついているんだよな。僕も飲食店勤務時に調理場担当だったことがあり、「ああ…これはもうダメかもしれない…」と思うに至るほど注文伝票が連なっていく様を味わったことがある。ふだんの何倍も提供が遅くなってしまい、当然きっちりお店からもお客さんからも怒られた。今日のお店もきっちり怒られてほしいと思うのはそういう思い出があるからかもしれない。

というかこの場合怒るの僕か。そういうの苦手なんだよなあ。明らかにお店が悪くてもきっちり不満を伝えるというのが気まずくて苦手なのだ。かといって2度と同じ嫌な思いはしたくないので静かに再訪はないなと胸に誓う。

ということなので次回同じ店舗ではオーダーしないのだろうな。妻の好きなチェーン店だったのでちょっぴり残念。吊し上げるつもりがあるわけではないので店名までは出さないけど、なんだかおっきいドアみたいな名前のお店ですということだけお伝えしようかと思います。

写真載せたらわかるひとはわかっちゃうか