ドレミの歌といえば誰もが知っている歌であり、その歌詞までもが有名だ。ドはドーナツのド、レはレモンのレ等と音階ごとに音名を頭文字として単語が割り当てられている。ミはみんな、ファはファイト、ソは青い空、ラはラッパ、シは幸せと続いていく。
歌い出しから、食べ物で統一されるのかと思いきや早い段階で概念に移行していく。しかもわりと統一感はない。なんの疑問も抱かずに今日まで過ごしてきたが、ふと「ファっていくらなんでも苦し紛れすぎん?」と引っ掛かりを感じてしまったのだ。今ならもっと当てはまる言葉もあろうにとすら思った。
よし、じゃあドレミの歌の歌詞を現代版に刷新してやろうではないかと鼻息荒くしたが、その前に一応と思ってドレミの歌について少し調べたところ、ウィキペディアのページが存在した。今の時代なんでもウィキペディアあるな。
これによると元々はミュージカル、サウンド・オブ・ミュージックの中の歌のひとつであり英詞だが、日本語版は歌手のペギー葉山さんという方が作詞されたそうだ。そして、ペギーさんも当初は音階全て食べ物の名前で統一しようとしたらしい。
しかしファで頓挫し諦めたとのこと。しかもその頓挫の理由がファといえば思いつくのがファンタくらいしかないという理由らしいのだ(ファンタは商品名なので却下)。日本語版のリリースは1961年らしいけど、その時代からファンタってあったんだ!しかも1940年、ドイツ生まれ!?思ってた感じと違う!と本題とは関係ないところで知見を得得た。ファンタはグレープ派です。
全然脱線してしまった。話をドレミの歌に戻すと、作詞したペギーさんも食べ物で統一できなかった部分に大なり小なり引っかかりは感じていたのだろうと思う。これはますます歌詞の刷新が求められるのではとますます鼻息が荒くなったが、ウィキを読み進めるとどうやら2014年に水曜のダウンタウンでペギーさん本人によってオール食べ物バージョンの歌詞が書き下ろされているらしい。ちなみにどんぶり・レンコン・みそ汁・ファミチキ・そぼろ・らっきょ・しば漬けに置き換わっているとの由。それだけにとどまらず、2015年には別の番組でやはりご本人が”大人の事情バージョン”として全て商品名(どん兵衛・レッドブル・ミルミル・ファンタ・爽健美茶・ラ王・白い恋人)でさらにリライトしているらしいのだ。
つまり、鼻息荒く「よし!わしがドレミの歌の歌詞を刷新したるんじゃい!!」と腕まくりしていた本件はこすられまくった手垢まみれの試みだったのだ。
どうしよう、今日これで一本記事書く気満々だったのになと途方に暮れたが振り上げた拳をただ降ろすことはできない。その拳を振り抜くのだ。自分なりのドレミの歌を完成させれば良い。たぶんまだやられていない(やる必要もない)バリエーションのドレミといえばメタルだ。メタルバンドで音階を制覇しようじゃないか。僕にはやはりメタルしかないのだ。ありがとう!ヘヴィメタル!!
じゃあいっちょいってみますか。
ドはドラフォ(Dragon Force)のド
レはレイジ(RAGE)のレ
ミはミザシグ(Misery Signals)のミ
ファはファクト(FACT)のファ
ソはソナタ(Sonata Arctica)のソ
シはシクス(SikTh)のシ
さあ!刻みましょう!!
いやー、暑苦しい。しかしまあ阿鼻叫喚のサムネ地獄になるかと思いきや、思ったほどの事態ではない…と思うのはメタラーだけかもしれない。相当に偏りがある編成となったのでお好みのメタルバンドに入れ替えてお楽しみください。ちなみに検索して一番うえに出てきたPVなんでおそらく人気の曲なんだと思われます。
なんだかドレミの歌にかこつけたメタルバンド紹介みたいになってしまったな。そんなつもりではなかったんだけどな…ま、そんな日もございますわな。それではまた次回👋