自炊しなくてこれだけのものを食べられる現代でよかった

こっそりとミーハーである。

他人の目につきそうなところでは流行り物に乗ることを気恥ずしいように振る舞いつつも、目につかなければ大手を振って影響されまくるタイプの人間なのだ。最近もそんな事例が発生した。

YouTubeのさまぁ〜ずチャンネルが好きで見ているのだけど、その企画の中で"○○食べ比べ"という企画がある。カップヌードルだったりペヤングだったりを7、8種類くらいひたすら食べ比べるという企画で、いっぺんに何種類も少しずつ食べられて羨ましいなと思いつつ見ている。その回を見てすぐに紹介されている商品を買いにスーパーに走るということもしばしば。

しかし、その中でも異彩を放つ回があった。定期宅配の冷凍食品「nosh」の食べ比べをしていたのだ。これまでインスタント食品や菓子類を食べ比べていたのにいきなりきちんとしたものを食べ比べ始めたのだから訝しがりもする。しかし同時に興味津々でもあった。

nosh食べ比べ回はさまぁ〜ずとカンニング竹山氏で次々とnoshの献立を食べ比べており、そのリアクションは概ね褒め一辺倒だった。なんだかよくわからないけど竹山氏は"うまいものを食っているひと"というイメージがあり、そのひとが褒めているのだからこれはうまいのものなのではとぐいぐいと興味を引き寄せられた。

動画の途中ではすでに妻に「ねえ、これ頼んでみない？」と打診する始末。がっつり影響されまくった次第である。特にチリハンバーグと鮭とマッシュポテトのアヒージョという献立が評価が高かった。これはもう我慢ならん。行くぞ！

契っちゃいました。

最初ということで6食セットで届く物をオーダーしてみた。毎週届くかと思って遠慮気味な数量で頼んでみたが、初期設定では2週間に1度の配達のようであったの本当に気が向いた時に食べるくらいの数量である。とはいえ、冷凍庫にこれらの食品が保存されていると思うと安心感があってよい。

届いてから数日、タイミングを見て食べてみた。

写真もアップした2品が特に評価が高かったようであったので否が応でも期待は高まる。ちなみに評価として、鮭のマッシュは「この献立がうまいっていうか食べ物のランクとして上位。うまい」チリハンバーグは「肉汁すごくないっすか」であった。

食べてみた結果としては「ちゃんとうまい。ってもあそこまでベタ褒めされるほどかな…？」という感想だった。誤解なきように言っておくときちんと食べ物としておいしかったということは強調しておきたい。メイン単品だけで見てしまうと同価格帯で売られている冷凍食品でもっと優秀なものはあるかもしれないけれども、レンチンで出来上がる"おかずのお弁当"としては優秀であると言い切れる。特に添え物がうまい。こういった添え物はおまけ感が強い傾向があるけど、きちんとそれだけ食べておいしいのがえらい。総合的に見て「頼んでよかったよね」というのが妻と僕との感想であった。

が、しかし。（PVが少ないので）あんまりいないと思うけどこれを見て頼んでみようかなと思うひともいるかもしれないので気になった点をいくつかあげておこうかと思う。

・配送料が結構する（1,000円／回くらい）

・ひとによっては量が少なく感じるかも

・上記から1食の割高感も否めない

といったところか。配送料に関しては物流の方々に感謝しなくてはいけないのでもう少しまとまった数量を頼むことで1食に転嫁される費用を軽減することなどをしたほうがいいかもしれない。量が控えめというのは僕も妻もはあまり気にならなかったけど、ガッツリ食べたいと思っているひとには物足りなさを感じそう。この段階で1食700円弱くらいと考えるとひとによっては同じ値段でもっとガッツリ食べられるものと天秤にかけたときに選びにくいということはあり得る。

「この段階で」と書いたのは回数を頼むごとにランクがあがるらしく、1食の単価は下がっていくようなのでそういったことである。最終的に500円／食くらいまでさがるようだ。そのくらいになると「普通だな」という価格帯に思える。

なんだかんだ言ってみたが、僕と妻としては前述のように頼んでよかったよねという結論である。他の宅配モノを頼んだことがないので比較したわけではないのだけど。メニューも豊富で週ごとにメニューの変更があるようなのでしばらく飽きなそうだ。そして何と言っても「ご飯作るのめんどいな…」のときにレンジワンタッチでこのクオリティのおかずが食卓に提供されるのはありがたさしかない。

せっかくなんでさまぁ〜ずチャンネルのnosh回をどうぞ。