普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ゾンビの眉間に釘を打ち込む工具

工具のインパクトをご存知だろうか。電動で釘打ちができるアレである。

住宅街を歩いていると家を建てている途中の現場から"パシュッ"と聞こえてくる。その音の出どころがこのインパクトなわけである。

めちゃくちゃ便利なのだろうなとは思う。そこは理解できる。しかし僕はこの道具が怖くて仕方ないのだ。だって、仕組みが武器じゃないですか。電動で釘を打ち出して木材にヒットさせて刺さるわけなので相当な勢いで打ち出していることになる。どう考えても武器だ。しかもゾンビ退治の武器っぽさがある。ゾンビの眉間にパシュっと銀の釘を打ち込んで無力化するための道具に思えてこないだろうか。あぶねえっすよ、これ。

街中でこの音が聞こえてくるたびに心の中で「ひー!退治しないで!」と思っている。それくらいにこの道具が苦手なのである。もしかして本当に最初の発想は武器の仕組みを転用していたりするのかもしれない。戦争は技術レベルを向上させるとも言うし。

ただでさえ危ないし怖いなと思っていたのだけど、こんなものまであるようだ。

いよいよ見た目まで武器に寄っている。まじもんの武器の様相だ。弾倉ついちゃってるし。これはたぶん龍が如くに武器として登場しているぞ。これだけもってカチコミとか全然いけちゃうのでは。これが合法でジョイフル本田とかできちんと売られているのだから日本は平和だ。

こういうことを言い始めると世の中危険な道具でいっぱいということになってしまう。要は使い方の問題であって、それさえきちんとしていれば良いという話なのだけど、この工具に関してはついつい想像しなくてもよい用途を想像してしまう。

他にも苦手なものとして、草刈機もかなり苦手だ。散歩中に近くで草刈機によって草刈りをしているとめちゃめちゃ緊張する。なぜかといえば、草刈りしている最中にあの丸い刃がはずれて飛んできてしまうのではないかと妄想してしまうのだ。ちょっとした病気っぽさのある発想だが、怖いものは怖い。たまに小石などにあたって明らかに硬いものに刃を当てている音がするけど、あの瞬間は警戒度マックスだ。小石のせいで刃が外れるかもしれない。そんなことになったためしはないのだろうけれども。

草刈機に関してはあまり武器っぽさは感じたことはないのだけど、もし武器として見るのであれば北斗の拳のモヒカンキャラが持ってそうだなと思う。ヒャッハーっつってな。

建築関係や園芸関係の方からしてみたら片腹痛さしかない話ではあるのだけど、世の中そういうひともいるよね、くらいの感じで受け止めてもらえれば幸いでございます。集合体恐怖症なんてひともいるわけで、くくりとしてはそのあたりと同じだと思う。いずれにせよ勝手に想像力たくましく被害妄想にふけってしまっているということなのだろうからもっと感度を落としていこうかと思います。

やっぱりこわい