AIとはかくも進歩しているものかと驚くばかりである。AIによって絵が描かれるのだからこれからの時代どうなっちゃうんだろうという話だ。話題としては少し前の話だけれど、思い立っていまさら試してみたのだ。ちなみにDream by WOMBOというアプリを利用した。
キーワードを考えてあとはスタイルを指定すれば自動で描画をしてくれる。でもこういうのって自由にキーワードを指定して良いと言われるとまったく言葉が出てこない。あまりにも何も出てこないものだから当ブログ名「普遍と平熱」で1枚作成してもらった。
よい…のでは…?
元々このアプリ、概念的かつ抽象的な作風ではあるのだけど、「普遍と平熱」というキーワードがそもそも概念でしかないので混じりっ気なしの概念中の概念という絵が出来上がった。ちなみにスタイルはスチームパンクだ。確かにその雰囲気はある。雰囲気はなんだかいいけど何かはよくわからない。いよいよアート的ではないか。世の中の絵描きさん達に張り倒されまくりそうな発言をしてしまっているかもしれない。
「普遍と平熱」だとあまりにもワードとしてぼんやりしすぎているのでもう少しストレートな言葉を選んでいこうと思う。たぶん画像検索の結果と絵画の雰囲気のテンプレートを混ぜ込んで絵を作成していると思われるので、そのものずばりの画像がある方が絵としてわかりやすいものにはなるのだろう。
好きなものをとりあえず、ということで犬とお寿司が思い浮かんだ。犬とお寿司っていうか犬のお寿司のほうが絵のタイトルっぽいかなと思って張り切ってオーダー。
どこまでもぎりぎりのラインを攻めてくる。犬っぽさ、お寿司っぽさどちらもあるのだけど、あくまでも「ぽさ」であり、しっくり来ているのか来ていないのか曖昧な気持ちにさせられる出来である。嫌いではないのだけど。でもこれ、ものの数秒で描画しているのだから本当にすごい。
ちなみにこの「犬のお寿司」であるが、職場で隣の席に座っている同僚の女性に見せたところめちゃくちゃ微妙なリアクションをされてしまった。なんなら少し引いていたかもしれない。思いついた好きなものを絵画っぽいタイトルに落とし込んだとはいえ、「犬」が「お寿司」になっているということに生理的嫌悪感をおぼえたのだろうか。彼女は育ちがよいのであまり不謹慎っぽい発言は今後避けよう。あと実家が動物病院らしいし。もしかしてこっちか?この場合何ハラなんだろう。寿司ハラ?犬ハラ?いや、ふざけてないですよ。
こういったAIものが創作物をごりごり作り出すものが発表されるたびにクリエイターは淘汰されるのではということが取り沙汰されるが個人的にはそれはないだろうなと感じている。それはそれ、これはこれになると思うのだ。最終的には好みなので。
そうえいばAIものといえば詩を自動で作り出すというのも結構前に見かけた。
詩マシンというサービス?によって作り出されたものだ。ランダムでワードを拾ってきてつなぎあわせている。詩という体裁なのでランダムで言葉がつなぎ合わされていてもなんだかそれっぽいことを言っているような気がしてくる。「つまり人生」で締めちゃってるのがなんとも反則っぽいが、これもまあランダムなので1勝ってことで。
ちょっとV系の歌詞っぽくもあるのだよな。Plastic treeあたりとか。あとはボードレールとかね。僕の読解力が低すぎなのを差し引いても難解すぎる。
これもつまり人生ってことで今後のAI事情に思いを馳せていきましょうや。アデュー!