普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

ジンは酒会の貴公子みたいな雰囲気を出しつつも度数は他よりエグい

最近ジンがお気に入りであることは少し前のエントリーでも触れたが、ジンの世界もまた奥深いのだなと現在停滞中である。

先日のみかんのクラフトジン購入成功に気を良くして引き続きクラフトジンにチャレンジしてみた。

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KOZUEという、やはり和歌山で作られているジンで、使用されている材料を確認するに、コウヤマキの葉、温州みかんの皮、レモンの皮、山椒が使用されているとの由、

材料の構成からこれははずれることはなかろうと思ってみたものの、実際飲んでみるとなんか思ってたのとちがうなーといったお味なのであった。

コウヤマキの葉というのがわからないのでそれの香りなのか、はたまた山椒によるものなのか、飲んだあとに残る香りが独特なのだ。そして思っていたほど柑橘の香りは強くなかった。

おいしくないということではなく、「いま求めてるのはこの味じゃない」というときがあるあの感じだ。

バーモントカレーみたいな家カレー丸出しなものを食べたいと思っているときにおしゃれカフェで出てくるようなスパイシーなキーマカレーを出されても、そりゃあおいしいよ?おいしいけどいまの感じって、これじゃないんだよなあ…となるあれと同じである。

あれとか言ったけどそんなシチュエーションあるものなのかがどうかというところではあるが。ドンズバで当てはまらなくても似たような状況は日常生活であるものだろう。

それだけのことではあるのだけど、思っていたのと違うものを手にしてしまったことにより、次のジンに進むことに二の足を踏んでしまっている状態だ。

とはいえ、次に狙いを定めている品はある。

No.3 ロンドンドライジン

 

そもそもドライジンというものがどういうものかわかってない。それもどうかと言う話ではあるが僕がこのジンに感じている魅力はその見た目である。

この瓶、めっちゃかわいくないですか。これを家に置きたい。置いただけで部屋が華やぐ。そしてワンランクうえの人間になったように錯覚できるのではないかと目論んでいるのだ。動機としては相当に不純である。

不純さしかない目標達成のために迷わず購入できるほど安価ではないため、お賃金入ったタイミングでいったろうかなと思っております。

そしたら真剣に味わってお伝えできればと。コリアンダーシードが使われているというあたり、結構好みそうではあるのだけど、クセのあるものだけにそれが吉と出るか凶と出るかが楽しみである。

それにしてもジンに合うおつまみとはどういうものなのだろうかと調べたところ、ナッツ、チーズと並んでフルーツがあった。フルーツはたしかにあうだろうな。なんとラグジュアリー。

しかしこないだかつおの刺身とあわせてみたけれどそれもなかなかだった。ジン自体主張があるのでそれなりにおつまみも主張してくるものがよいのかもしれない。

ウイスキーは好みのものを手に入れるコツをちょっとだけ掴めてきたのでジンについても功夫を積んでいこうと思う。

 

あ、ちなみに冒頭で紹介したKOZUE、お試ししてみたい方がいらしたらこちらからどうぞ。