このやろう…！
ふだんわりと温厚であると自負する自分ではあるが、今日はちょっと怒りそうになった。なんならちょっと怒っていたかもしれない。
それというのも自宅の洗濯機がエラーを起こし続けて洗濯が一向に終わらなかったのだ。午前から洗濯機を回し始めて終わったのが14時である。
信じられます？たぶん4時間くらいかかったと思う。透析一回分じゃないかと独特の感想もそりゃ出るわという時間のかかりよう。
どうもすすぎから脱水に移る行程でエラーを起こしているらしく、何度リトライしても同じところでエラーを起こす。もうすすぎ過ぎて洗濯洗剤とか関係なくなってるくらいにエラーを繰り返したところで、いったん電源を落とし、これまでの工程を無かったことにして脱水のみを行うように洗濯機氏に指示したところ
がたん じゃばー
っておい！脱水っつってんのになんで水出してんだよ！というチャップリンもびっくりのおとぼけぶりを発揮してきたのだ。それでもきちんと任務遂行できるなら待つよと任せきりにしてみたらタイミングこそ違えどまたエラー。
その後も何度か同じことが繰り返される。
…君、さては脱水と指示を出しているのにすすぎをしているな…？
気づいたところで打つ手がないので根気よく脱水を指示していた何度目かでやっとじゃばーががなく、洗濯槽が回転を始めた。
こうして長き戦いに終止符を打ったのであった。
今日は在宅勤務だったのだけどほぼ洗濯してたような気分だったな。かまってちゃんめ。あんまり融通がきかないと家電リサイクル行きだぞ。
ちがうちがう。ちがうんです。
今日はお題で記事を書こうと思ってたんだった。さわりで洗濯機との攻防を書こうと思ったら思いの外熱くなってしまった。
こんな暑い日はアイスですよねー（無駄なおもねり）
では気を取り直して今週のお題「好きなアイス」の話を。
といいつつもとりあげるのは「Icee」というもの。僕は知らなかったのだけど、妻には思い出深い味であると言う。どうもフルーツフレーバーの冷凍炭酸飲料であるとのことらしい。たぶんまあざっくり言えばアイスの分類であると思われる。年代による知名度の違いもあるのだろうか。あとは地域か。
検索はしてみたものの近所で購入できる場所はなく、妻のノスタルジーを持て余していたところ、フードプロセッサーでいろいろぶち込んでかきまぜれば似たようなものができるのではと言う話になった。うむ、たしかに。
アイスと炭酸を買い込み準備万端でフードプロセッサーを回転させたところ、ふだん聞かないくらいの轟音が鳴り響いた。
お〜、いい感じじゃないか。もう一息がんばってくれたまえよ〜と引き続き回転をうながしたところ、一向に回転が再開しない。
お？これは…
わかるひとには当たり前すぎて指摘する気にもならない話かもしれないが、普通の氷などはともかく糖分の多いアイスは粘度があるのでモーターに負荷がかかって焼き切れてしまったらしい。
こちらの無知で無理をさせてしまってすまなんだ。道場六三郎プロデュースフードプロセッサーよ。君との調理の日々は忘れない。と、死亡宣告を出し、あともう一息のところまで出来上がっていた擬似Iceeをなんとか飲み物にしたものがこちらだ。
僕はIceeの本物を知らないけれど、この飲み物はきちんとおいしかった。ちなみに使ったアイスはアイスの実のぶどう味だ。炭酸との相性もすこぶるよい。隠し味的にカットパインなんかもいれていたがそれはほぼ「具」であった。
ともあれ、妻的にも及第のようだったし、次はきちんとした擬似Iceeを作ってみたい。
今回の件で道場プロセッサーが逝ったのでクイジナートのフードプロセッサーを購入しようかと検討している。転んでもただでは起きない。よいものを購入するきっかけだったと思えば良いのである。
洗濯機とアイスにはなんの共通点もないようだけど、今回作り出したものとの間には「回転の不良」というめちゃくちゃ狭い範囲の共通点があるのでまあこんなのもよしとしてください。
日常とは幸せなことですな。
