普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

平日おつまみ仕込み祭りでQOL向上の兆し

今年度は昨年度に続き、どこかに出かける予定という前提で有給をとるということが難しそうであるため、出かけはしないけど用事はあるという状況を作り出すことが有休消化のキモとなってくるだろう。

そんなことで用事を作り出した。

「日々のおつまみ仕込み祭り」を開催したのだ。週末休みのときにやればよいという話ではあるが、あえて平日にやることで非日常感を味わえる。実際、平日の午前中から食材の買い物に出かけると、休日の買い物のときと比べて人出が全くなく、世間の流れに逆らっているような雰囲気があってよい。

子供のころ風邪を引いて学校を休み、熱は下がったけど大事をとってもう1日休んだ日の午前中、身体は元気なので、NHK教育の番組を見ることが許された。そのときの心境に似ているものがある。はたしてこの例えが他人に響く話かどうかは疑問ではあるが、本来仕事などがある平日午前中に自由があるというのはそれだけで特別感と少しの背徳感が心を震わせるのだ。

今回は肉中心にモリモリ仕込みを行おうということで、腕まくりして業務スーパーへ乗り込み、メガ盛りパックみたいな肉を躊躇することなく買い物カゴにばんばんぶち込んだ。小型の生き物なら成形できる程度の量は買ったと思う。あれで普段買っている肉の値段の半分くらいだと思うので業務スーパーは次元が歪んで違う国の物価で買い物をしているとい言われても違和感がない。ことはないが便利でよい。

今回目指したものは以下よっつ。

・ハンバーグ

手羽元のレモンガーリック炙り焼き

・豚肉の塩レモンのなんか

・豚生姜焼きの下味をつけたもの

・タンドリーチキン

あとは番外編としてサルサソースをつくった。

これはなかなかにして仕込みに仕込んだ。ここからしばらくの晩酌ライフの勝利は手堅いものとなるだろう。とくにタンドリーチキン

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他人のレシピ通りに作ったから当たり前といえば当たり前なのだけど、自分で作ったのにひとに作ってもらった味がする。

ふだんどうしてサッと作るようなおつまみは手癖で作ってしまうので好みの味には仕上がるものの「知ってる味」として期待値を上回らないのだ。それを今回はいろいろなレシピサイトを参照したため、味わいが異なる。こりゃなかなかいいですな。

他のおつまみに関してはまだ試してないけど同じように感動できるのだろうなと思うと酒がはかどること受け合いだ。酒量にはくれぐれも気をつけたい。

番外として作ったサルサソースなのだけど、材料があったから作ったくらいのものではあるが、何にでもかければパンチョスアミーゴなのでお手軽なわりには重宝する。

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作って食べ、改めてサルサソースと向き合ってみたところ、これは日本で言うところの山形県などで見られる「だし」なのではないかと思う。それの南米版。

調理の手順も食べられ方もわりと近いところにいるような気がする。米にあわせるかトルティーヤなどにあわせるかで、どちらも当地のひとにとっては主食にうまいたれを合わせているだけの話だ。父の姉の姪くらいの距離感だと思う。

こういう休みのとりかたというのもまた一興であるなと確信できたので今年はタイミングをみて同じような日を作っていこうと思う。

発展系としてそば打ちとかしちゃうかもしれない。そうなったらいよいよおじいちゃん感がすごい。