普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

寄り道おじさん選手権

また騙されてしまった…

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明確に家系と、あまつさえ六角家と名乗っているのに。ああ、それなのに!

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すこっしも家系感がないラーメンだったのだ。家系って言われないでサービスエリアのチェーン店でもなんでもないフードコートともいえないようなところでこのラーメンを食べたら「ああ、曖昧な味でなんか味わい深いかも」などと思えたかもしれないが、家系と売り込んでいるという前提がある以上、期待していたものに遠く及ばない味わいに落胆せざるを得なかったというわけだ。

ここまで大げさに嘆いているが、お店で六角家を食べたことがない。野球経験もないのにプロ野球中継を見ながらプレイにケチをつけているおじさんと変わらない立場だ。格好のつかない立場である。てへぺろおじさんご乱心の巻でした。お恥ずかしい。

六角家ではないけれど、今日はもともとお店で家系ラーメンを食べようと思っていたのでその期待感から味の乖離に心を乱されたのだと思う。ものごとタイミングが重要だ。

 

悲しみを妻に打ち明け、午後の仕事をこなし、透析へ向かう道すがら、なにかが建設されそうな雰囲気の土地に見たことがない重機が停まっていた。

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なにをするものなんだかとんと検討がつかないが、形状がほぼ兵器だ。

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この部分なんてもう確実に何か発射するでしょう。うえの穴のあいてるところは実弾を、下のガチャガチャしてるところからは電磁系の何かが出ることだろうと思う。

さまざまな重機でバトルロワイヤルをし、勝った重機でぜひ建築に挑んで欲しい。機関車トーマス幽遊白書を掛け合わせた展開でお願いしたい。最後は石油発掘プラントみたいな超大型の機械が出てきて圧倒されたところで打ち切りだ。

訳の分からない重機というのは眺めるだけで楽しいものだ。男子たるもの、とあうところではあると思う。

 

しらない機械にはしゃいで写真を撮り、ひととおり満足したところで再度透析クリニックへの道を進む。

そしてまた気になったので寄り道。途中に通る商店街にミシン屋というなんともニッチなお店があったのだけど、ここしばらく店内を工事していた。ミシンというニッチな商品を店頭で売り捌くと言うのはなかなか大変で、閉店して次のお店が入るのだろうなと日々工事の様子を確認しつつ通り過ぎたいた。

アイランドキッチンなども設置されているようであり、これは飲食店かもな、バーガーキングウェンディーズができるといいなと今回も大穴にベットしていたのどけど、今日花輪などが贈られており店内工事が完了していたようだったので外からのぞいてみた。

そしたらなんと、きれいなミシン屋になっていた。ミシン屋としてグレードアップしていたのだ。そうか、ミシン屋を見くびってしまっていたのだな。ニッチなだけに需要はたえないということなのだろうか。

すごいなとは思うけど、やっぱり僕には無縁だ。はやくバーガーキングになってほしい。

しかしまあこの寄り道っぷり、幼児のようでもある。はじめてのおつかいならスタッフからのテコ入れが入るかもしれない。

 

注意散漫おじさん買い物依頼選手権というのがあったら意外と見るひとは見るんじゃないだろうか。

僕もぜひエントリーしたいのでそんなのが、あったらお声がけください。