普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

何度だって騙されてやるさ。その家系とやらにな。

最初に言っておくとディスるとかくさすとかそういうつもりは微塵もないということをお伝えしておきたい。

ただ、疑問なのだ。なぜそうなるのかが。

何のことかといえば、有名店の名前を冠したカップラーメンの話である。

先日職場のグルメさんからおすすめのラーメン屋を何軒か教えてもらい、自分のなかの「いつか行くリスト」に新規案件として追加されたお店があった。

店の名は「うまいヨゆうちゃんラーメン」。かなりパンチの聞いたとんこつラーメンのお店とのことだった。いわゆる床ぬるぬる系の筋金入りの豚野郎のお店だという。おそらく好みが分かれ、ひとを選ぶお店だと思う。

僕はそういうピーキーなとんこつの方が好みであるのでこれは行かねばならないと使命感をもってその日を見極めることにした。

それから数日。コンビニで買い物してたらあったのよ、ゆうちゃんラーメンが。

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これを運命的な出会いと言わずしてなんというのか。迷わず手に取り家に連れて帰った。むしろさらった。おしゃれインスタグラマーとかだったら「この子に一目惚れしてお持ち帰り💖」くらいのことをいってそうなくらいには舞い上がっていたと思う。

しかし、しかしなのだよ。まだ実店舗には行けていない。その状態で食べて良いものなのだろうか。

もしなのだけど、このカップラーメンバージョンが期待値を大きく下回るクオリティだったら実店舗への期待値も自動的に下がってしまう。絶対にこれよりはおいしいだろうとわかっていながらも一回くじける。行けそうなタイミングができたときでも、今度でいいかなとなりかねない。そんなのは悲しすぎる。僕らまだ出会ってすらいないのに。

とかなんとか感傷的なことを言いつつも、ある日結構ニュートラルな気持ちでうっかり食べてしまった。

食前、食中、食後、終始真顔であった。そして思ったのだ。これでいいのだろうか、と。

本件だけに限ったことではないのだけど、お店の名前を冠して売られているカップラーメン、とりわけとんこつ系でお店の味に肉迫できているケースというのはあるのだろうか。

カップ、実店舗両方食べたことのあるものでそうであったものは今のところない。カップラーメンとして美味しかったものは当然あるし、とんこつラーメンとしても優秀だなあと思うものもあったのだけど、それらは実店舗に行ったことがなかったので判断しづらいところではある。六角家のカップを日清が作ってる頃のやつがたいそうおいしかった。ちなみにニュータッチにはいつも弄ばれている。

今回みたいなケースがほとんどだと思うのだけど店側はどう思っているのだろうか。

似ても似つかない食べ物に自分の努力の結晶であるラーメンの名を冠してよいとゴーサインをだしているのだろうし。

銭っ子ですか、やっぱり。有名ラーメン店はどの店も通るものなのかもしれない。

ま、200円や300円のものと1000円弱するようなものが同じ土俵で戦えるわけはないのであるのは理解している。

評判下げてしまわないのかなと単純に疑問に思っただけのエントリーとなります。

お目汚し申し訳ない。ラーメン以外でもそんなものってあると思うのだけど。フルーツ系とかでも。グレープ、オレンジ、りんごなどは再現度高いと思うだけど、いちご味だけは雰囲気を食べさせられているとしか思えない。果汁ふんだんに含まれていても本物のいちごからは程遠い。

この問題にもいつかねちねち迫っていこうかとおもう。そのときはせめて何かきちんと調べてみよう。

ゆうちゃんラーメンの件はなんだか期待値の乖離がすごかったのでつい鼻息が荒くなってしまった。

常に機嫌良くやっていきたいのでこの話はこの辺りにしておこう。

 

じゃ、こんなものを

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ルンダンスープ。もとがどんなもんか知らなかったら無防備においしいとしか感じなかった。

ま、所詮その程度の男の言ってることですから。

これ読んで怒ったひとが僕の家の床をぬるぬるにしたりしないように祈りながらうまいラーメンに向かってひた走ることにします。