普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

魔を滅するという大仰さに対しての豆のビジュアルにギャップ萌え

行事食も2月編に突入。2月の行事食は以下。

・2月2日 節分 福豆、恵方巻

・2月3日 初午 いなり寿司

以上である。すなわち今日ですでに2月編終了ということだ。

あんなに小豆を食べまくった1月とはうって変わって助走でゴールくらいにあっけない。

しかしお粥ばかりだったことを考えると2月の両日は寿司という豪華さ。バランス取りにこようとしているな。月初も月初で終了しているので最終的にはアンバランスだけれども。

それでもはりきって食しましたもので写真をばひとつ。

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恵方巻きと福豆。

恵方巻きは以前手作りしたことがあり、今年もいっちょ手作りしたるかとも考えたのだけど、仕事の後に手巻き寿司パーティー開催する余力がないと見込まれたため、妻に頼んで調達しておいてもらった。

恵方巻きは7種の具材からなる太巻きであり、7種というのは七福神に因んだものとされ、福を巻き込むという意味をもたせているという説がある。

一方で太巻きを逃げ出した鬼の金棒と見立てることによって鬼退治と関連づける説もあるそうな。

金棒に見立てるところまでは豆まきとあわせてわかるとして、具材が入っていることはどう説明するつもりの説なのだろうかという疑問が残る。

リアルに具材が詰まった金棒であるとするのなら、それは金棒に見えてしまってはいるが、お弁当箱なのでは。散々豆をぶつけられた後、ひと息ついてのお弁当タイムのつもりで用意したお楽しみを奪ってしまっていたのだとしたらなんともひどい仕打ちだ。ひとの飯をまきあげるなんて鬼はどっちだ。かわいそうな鬼には今度小豆粥でもご馳走しようと思う。

などと諸説あるということではあるが、発祥は海苔業者が販促のために流布させたというヒラガの土用の丑スタイル説があることも見逃せないポイントだ。

今回食べた恵方巻きの具材の内訳は以下となる。

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華がね〜

ヨードラン!(キリッ

で頑張ろうとしてる感はあるけれども、具材が全体的茶色い。おじいちゃん感がある。しかしそれでもきっちりおいしかった。むしろこれくらいが良いのだとすら思えたほどだ。

言ってみれば助六太巻きポジションみたいなものなのだけど、この歳になるとそういうのが大変落ち着く。

行事食を食べることそのものが目的なので、食べるときの作法などはあまり気にしていなかったが、恵方を向いて食べるということだけは知っていたので、なんとなく恵方であろうという方向を向いていそうな雰囲気だしつつ普通に夕食として食べた。

福豆については誰もがそう考えるように、撒くと片付けが面倒なので普通に食べた。鬼というのは自分の心のうちに潜んでいるのだ。食べて鬼は外。デトックスだ。

 

節分を終えて今日は初午。

初午とは?くらいになんのことかわかっていなかったけれども、ざっくり言えば五穀豊穣、商売繁盛などとありがたいことはなんでもこいといという神社系のお祭りの日的なことらしい。

2月の最初の午の日に豊穣を司る神様が稲荷関係に降臨したとかそんな話もあるらしいが、それはそれ。いなり寿司を食おうじゃないか。

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うん、昨日と皿一緒。

いなり寿司はいつ頃からか周期的に食べたくなる食べものとなっていたもののひとつだ。そろそろ食べたいなと思っていた頃合いなのでちょうどよかった。ナイス初午である。

今日は在宅勤務で、いなり寿司はお昼ご飯として食べたのだけど、これだけじゃさすがに足りないので焼きそばをこさえて一緒に食べた。

昼に焼きそばを食べるとなんだか土曜日の昼っぽさを感じてしまうのはなんなのだろう。

同じく在宅勤務の妻に同意を求めたら共感を得られたので他にもそう感じるひともいることだと思う。学校が完全週休2日になる前の思い出と重なるのかもしれない。

 

節分と初午、鬼を退治して五穀豊穣を祈る。

まさに今プレイ中の天穂のサクナヒメではないか。なんというタイミングの良さ、と思わせるこじつけ。

鬼退治はせこせことやっております。あれは米を作るゲームだ。

シムシティで街にモンスターを放ちたがるひとがいるのだとしたらそれは街づくりゲームではなく破壊と復興のカタルシスを得るゲームだというだろう。

そういうことだ。いやどいうことだ。

こちらからは以上です。

 

 

 

今週のお題「鬼」