普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

鍋パが蛮行と化してしまうのか

今週のお題「鍋」ということで一筆。

冷え込んできたし、お鍋でもというのはとてもよくわかるし、僕もみんなでお鍋でしたいなーとか思ったりはする。

しかし考えてみれば現在の状況からすると最も向いていない食べ物と言えるかもしれない。

・大人数で

・ひとつの器にはいった共通の料理を

・みんなで食べる

さすがに菜箸とかおたまとか使うにしても抵抗感を感じるひとがいてもおかしくない。というよりもそれくらいの衛生観念をもっているひとと過ごした方が自分にとってもよさそうだ。

コンビニで売っているようなこんな一人用の鍋を持ち寄っての鍋会ならギリだろうか。

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しかしこれを持ち寄ったところで鍋会ではなくみんなで食事をしているだけだな。

今年はみんなで鍋を囲むというのは難しそうである。といっても鍋は口実で集まって飲みたいだけだったりするのたけれど。実際鍋会を開催してもろくに食べずに酒ばっか飲んでるしな。

なので何鍋がよいとかいうこだわりは特にない。というかこだわる資格もない。とはいえ買い出しに行ったりはするので鍋スープを買うタイミングがあると変なものを買いがちだ。

以前、家系ラーメンスープ鍋というのがあって、家系好きとしてはこれはいっておくべきだろうと思い、あのとんこつラーメン屋独特のぬるぬるの床を家で作り出してやろうじゃないかとばかりに蛮勇ともいえる勢いで購入したことがある。

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これだこれ。写真あさったら発見できた。

で、実際に食べてみてどうだったかというと、身内であれば二度と敷居をまたがせないくらいには家系とんこつからは程遠い味であった。

こういった変化球のスープもみんなで集まって味わえばまったく家系ではないこともひとつの話題にはなる。というよりもおいしい(味ではない)シチュエーションですらある。

おいしいシチュエーションといえば、別のタイミングで鍋会を開催した際のことを思い出す。

その日はカレー鍋にしようということでそれに合わせた具材を用意してせっせとみんなで鍋を作っていた。

鍋調理というのは仕切り屋さんがいなければ共同調理、ある意味で集合知が発揮される現場だ。その日も各人思い思いにそれぞれのカレー鍋を目指し鍋をにぎやかしていた。

そうして出来たのがこちらです。

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鍋でもなんでもなくチーズカレーだった。

ワインまで入っている。こだわりカレーか。

カレールーを入れている友人を見て(入れすぎなんじゃないかなー…)とは思っていたが、よもやカレーを作るつもりだったとは。でも具は鍋ものの具が入っている。白菜、大根など。

カレー鍋のつもりでいたのに普通にカレーじゃねーかなどとぶつぶついいながらもカレーとしては美味しかったのでこれはこれでよいかとみんなでおいしく平らげたのだった。

これはおいしいシチュエーションではなくただのアホエピソードかもしれない。

こうしたアホな話も今年はなかなか生まれにくい年になってしまったものだ。最近宴会したくて仕方ない衝動にかられているのだけど状況を鑑みるにそれも難しいだろうな。

 

宴会が貴重なエンターテイメントになる日がくるとは去年は考えもしなかったけど、これに合わせて生まれる文化もあるということで。

 

あ、ちなみにまったく関係ない話で恐縮ですがおでんにはじゃがいもあり派です。

こちらからは以上です!