普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

いきつくところは結局いも。そんな幸せもある。

今年はコロナ的な事情もあり、有給を全くとっていなかった。というか出かけることもできないので有給をとる理由がない。

しかしながら社内ルール的に9月末までに一定数の有給をとりなさいという話であるので昨日は特に用事はないけれども有給をとった。

 

朝、といっても10時くらいまで寝てしまっていたのだけど、電話がなっていることに気づき目を覚ます。

番号など確認せずにとりあえず出てみたら仕事の客先からの電話であった。そうだ、会社の直通電話を転送しているのだった…しかもかけてきたお客さんはなかなか面倒くさい先の担当だったので寝覚めとしては今年ワースト1位を瞬時に叩き出したほどの最悪さだ。

しかし、明らかに寝起きな声がばれたっぽく、「ん?今大丈夫ですか?」と確認されたのでさすがに寝起きとは言わなかったけれど、今日は休みで実はこの電話は転送電話なんですと説明をしてみた。それはすみませんと謝られつつも話を続けようとしたので今日出社してる別の担当にお話ししてもらってもよいですかとやんわり押し返してことなきを得た。

在宅勤務の困ったところをひとつ発見してしまったな。でもまあそうある話でもないだろうと休みの日を満喫する方法を考えることにした。

何をするかいまいち決まらず、食事を軽めに済ませ、ひとまずごろごろしていたところ、いつのまにか寝てしまっていたことに激しく後悔する。

そのうえ寝ている間にまた仕事の電話だと思われる電話がかかってきていた。これは油断できない展開か。しかしそこに関しては本来休みの日に仕事の電話に出る義理もないのでよいのでは、とは思いつつもやっぱりもやもやはする。

しかもこの日会社の先輩からも電話がかかってきたりしていて、その理由が昨日が僕の誕生日だと思っていたからとのことだった。気持ちとしては嬉しいのだけど、電話で話すこともないので特に折り返しはせずにお礼だけ言っておいた。そしたらなぜかまた電話をかけてきていたのが謎だった。なんか言いたいことあったのかな。

そもそも電話があまり好きではないので仕事や急用でもない限り電話はなるべくしたくない主義であることをここにご報告いたします。

なんだか休みの割にはいまいちパッとしない1日になってしまいそうな空気がむんむんとただよってきたのでこれは軌道修正せにゃあならん!と一念発起し、あれこれと思いを巡らせた。

 

そうだ、コロッケ。コロッケを作るのだと半ば使命感に近い感情をもって買い物に走り、足りない材料を買い求めた。

僕は母の作るコロッケがとても好きで、あまりに好きなので作り方を伝授してもらっている。具に結構しっかりめに味付けをし、ソースをかけなくても充分におかず力のあるコロッケが我が家流だ。自分でいうのもなんだけど、コロッケに関してはよそで食べるものよりも母や自分が作ったものの方が断然好みだったりする。

休みの日を意味あるものにするためというパッションを胸にコロッケをせっせとこさえた。

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これで休みの日に意味が与えられたというものだ。そして成果物も満足の出来なので酒も進んだ。

思うのが、酒飲みで料理をする人間というのは一定数いると思うのだけど、美味しいものが出来ると即座に「これは酒だ!」と脳が判断しているように思う。もしくは逆か。美味しく酒がのみたいから自分好みのつまみを作れるようになっていくのか。

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写真あげてみて思ったんですけれども、これ一昨日の写真とほぼ一緒ですな。

 

なんにせよ、まだ休みをとらないといけないミッションが課せられているので次はもうちょっと手間のかかりそうなものでも作ってみようか。角煮とか。でもやっぱり茶色。

 

あれか、セビーチェとかそういう未知の食べ物にチャレンジしていくのも良いのかもしれない。セビーチェとかよくわかってないけど。ちょっとフルーチェっぽいし。

 

おれたちのセビーチェははじまったばかりだ!