普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

生活へのパターン介入

最近は週半ばに出社としているため、昨日も出社。サボっているわけではないはずなのだけれど、全然仕事が終わらなかったのでいつだかわからないぶりくらいに残業をした。残業なんて無い方が良いに決まっているので少しペースをあげてやっていかなければ。

しかし、残業をしたことによって普段と違う行動パターンとなることがちょっとだけ生活に潤いを与えてくれたりする。

そういう部分でいうと昨日は仕事の終わり時間が妻とちょうど同じくらいだったため、待ち合わせて帰ることにした。なんかこういうのって付き合いたての社会人カップルみたいだな。そのときはそう思わなかったけれど、客観的に見たらやっていることはそれそのものだ。

まさかこんなことになる日が訪れるとは10年前の僕も妻も1ミリだって予想していなかった。もうほとんど東京ラブストーリーじゃないか。トレンディ。

せっかく帰りが一緒になるのだからどこかで外食していこうという話になり、ある程度あたりをつけて店へ向かうも二件連続定休日であった。こういうときの引きの強さでは折り紙付きである。

昔であれば一通りふてくされてなんだかどうして良いのかわからなくなって結局家に帰って不完全燃焼で飲んだりしたものだが、そこは不惑のトレンディ、すぐさまリカバリーに入り、普段あまり通らない商店街を散策した。

結果、なんだか雰囲気の良いバル?っていうんですか、そういう感じのお店があったので相談の上そのお店にトレンディナブルにイン。

店内はアイリッシュだったりカントリー風な音楽が流れるおしゃれさすら感じる様子だ。こういうお店になんの抵抗もなく入るようになったのも昔の自分とは変わったところだと思う。要は僕も妻もこじらせまくっとったんですな。今もそれなりではあるけれど。

ちなみに店内はこんなん。

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僕ら夫妻を知っているひとたちからすればおまえらそんなとこいったんか、であろう。行ったのだよ。なにせラブなストーリーが生み出される東京ですからな。

最初だけちょこっとだけ良いお酒を飲み、ピクルスなどをつまみながらくつろいでいると、若者の3人組入店してきて話はじめた。

漏れ聞こえてくる話から若者たちは医学生なのだろうと推測された。外科にもいろいろ担当があるみたいな話をしていて盗み聞いてるのに勝手にへーとか感心していた。ザ・下世話おじさんである。

そのときつまんでいたピクルス盛り合わせというのがこれで

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左のほうに盛られているのはザワークラウトなのだと思うのだけど、一口食べるたびにザワークラウト食べているなあというよりも、これはどこかで食べたことあるザワークラウトではない味…ともやもやしたのだった。結局食べ切るまでにそれが何なのかは思い出せず、フレキシブルな食べ物を食べたということで自分を納得させる。

話を若者3人組に戻すと若いだけあってお酒はそこそこに結構フードを頼んでいた。若者なオーダーの仕方だ。しかしあの年齢でこういうった雰囲気のお店でなんの躊躇もなくフードをばんばん頼むっていうのはなんとういうかこう、育ちがよいのだろうなあと感じさせるものがあった。

僕なんかあのくらいの年齢のときは都内最安値居酒屋との呼び声も高い一休しかいってなかったもの。いや、一休よかったのだけどね。店員さんも好きだったし。

 

飲食も環境にも満足し、帰路についた。

帰ってからはまただらしなく飲むだけなのだけど、ああいった普段いかない雰囲気のお店にいくというのは変化のない生活に変化を与えるという意味で大切な時間であるのだろう。

そう考えるとたまに残業してみるのも悪くない。

ちなみに、お店の名前、ahola(アオーラ)というらしいです。

 

マクドナルド食べすぎおじさんからは以上となります。