普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

カルチャー拾い

休みの日に何の予定も入っていないというのはなんとも寂しいものであるため、何かと予定を入れがちだ。家で1日ゆっくりというのも好きなことには好きだし、至福でもあるのだけど、1日が終わる頃に虚しさにも似た気持ちが去来する。そういったことを考えても今は出かけることに重きを置くタイミングでよいのではないかということにする。

先週末はまず土曜日に"モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展"というものを観に行ってきた。

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どんなデザイナーがどんなものを作り出していたか、というような展示で、家とか家具とかそういったものが奇抜すぎず朴訥すぎず、まさしく"モダン"なデザインなものが並んでいた。特に家具系は竹を使ったものなど、初代人間をダメにするソファなんじゃないかみたいなものもあった。まあ椅子なんだけど。

こういうとものすごく頭悪そうだし、台無し感が出てしまうのだけど、ものすごくデザイン性に特化したIKEAとかニトリめぐりをしているような気持ちになっていたかもしれない。でもこれで雰囲気はちょっと伝わるかなと。ああいうお店って買うつもりなくても見て回ってるだけで楽しい。特にIKEAはエンタメ性高いと思う。

全面的に写真撮影禁止の中、一箇所だけ撮影できるポイントがあったのでその写真をせっかくなので載せておこう。

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まあ照明ですな。提灯的な。こういう間接照明っていざ買おうと思うと思った以上に高額だ。どの部分に価格のウエイトがおかれてるのか僕にはちょっとわからなかった。不粋だ。

展示も見終わり酒などを飲み、一緒に行ったひとがカラオケに行こうというので久々にカラオケにいった。驚くほどに声が出なくなっていたのに衝撃をうける。そして一緒に行ったひとは歌がめっぽう上手い。なんだか僕が歌下手なので気まずさすら感じた。どういう気まずさなのかはよくわからなかったけれど、あれ、なんかこれ…となった。

そんなカラオケも終わり、行きつけの店に顔を出し、少し飲んで帰宅。

これが土曜の出来事だった。

 

そして日曜日。この日は職場の定年派遣のおじさんと買い物にいく約束をしていたのだった。

おじさんは月曜から実家に帰るらしく、そのときに少しでもおしゃれ出来たら嬉しいので僕ら夫妻に服選びを手伝って欲しいとの希望だった。嬉しい申し出ではないか。

どこがよいかと思案した結果、場所は下北沢とした。おじさんは古着を所望していたので単純に古着屋の多い下北ならまあ数打ってるうちに当たりもするだろうという目論見だった。

結果、若作りすぎず、かと言って地味すぎないよいラインの服が選べたのではないかと思う。あとで聞いたらちゃんと実家に帰るときに来て行ってくれたとのことだ。単純に嬉しい。

買い物は思ったより早く終わって日も高かったのだけど、やっぱり酒を飲んだ。昼から飲むのってなんでだか楽しい。

僕はこの日夕方から別の友達と飲み会の約束があり、おじさんもどうかと誘ったのだけど、そんな時間まで飲んでられない、もたないよとの由。それもそうかと素直に引いたが、なんだかんだで約束の時間まで飲んでいたので結局おじさんも一緒に飲み会に出席してもらった。おじさんは真の酒飲みだ。

飲み会主催の友達は今悩みを抱えているのだけど、その悩みに対しておじさんは僕らとは違った角度からの意見を繰り出していた。さすが年の功。

しかしその友人には全然響いていなかった。そういえひとなんだ、あのひと。おじさんは悪くない。まあ付き合いも長いのでそこも含めて話をしている部分はある。

こうしてひととひとを引き合わせることによってまた新たな巡り合わせって生まれるものだと思っている。

 

こうして土日ともに出かけては酒を飲み、出かけては酒を飲んでいた。そりゃあ体重だって増えるというものである。楽しいには楽しかったけど、もっと自制心を養わないとか。

 

というか日記だなあ、これ。いや別にいいんだけれども。不惑の日常だものな。

 

それにしても土日は種類の違うカルチャーにいくつか触れることができてよかった。忘れてしまいそうな日々を忘れてしまわないよう、脳の外部ストレージとして日記を書いていこう。