普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

お回顧さま

バンド活動をしていた頃、特に20代の頃、いわゆるブログというものが確立される前の話。携帯のホームページ作成ツールを使ってバンドのサイトを作っていた。

そのサービスには日記をアップロードできる機能があったので盛んに利用していたものだった。

つい先日、あれってまだ見れるのかなと思い検索してみたところ、しっかり残っていた。どんなこと書いてたかなとのぞいてみたのだけど、基本的には今とそんなに言ってることは変わってなかったのが意外だった。

そんな成長なんかしてるもんでもないよなあと思いつつも、想像以上に成長してなかった。

今と違うことと言えば、ちょっと気持ちを素直に吐露しすぎなんじゃないの、くらいだった。

今とインターネットへの向き合い方が明らかに違うのを感じた。

それは日々の感じたことだったり、ネガティブな発言だったりするのだけど、とくにネガティブな発言は今だったら不特定多数のひとの目につくようなとこには投下しないよといった内容のものもあった。ちょっと疲れてた時期だったのかもしれないし、言っても若かった部分もあったのかな。

短文のものも結構あったし、ツイッターみたいな使い方にも似てたかもしれない。

そして、バンドのブログなので当然なのだけど、バンドに対する思いもちょこちょこ書かれていて、その思いの熱さというかなんというか、そんな部分には目を細めるものがあった。

でもそんな内容ってのはごく一部で、だいたい、というか7割くらい酒を朝まで飲んでバイトに遅刻してるような事が書いてあった。ひどい。しかも結構外で飲んでたっぽいんだよな。よくそんな時間と金があったな、あの頃の僕なのに。

ライブにもちょこちょこいってたみたいだけれど、そこではやっぱり打ち上げに参加して朝まで酒を飲んでバイトに遅刻していた。なんなんだ、君は。もうちょっと真面目に勤労せんか。

ダメな人間だったよなあと回想することは今でもあるが、ちょっと美化されすぎてたようだ。こいつ、思った以上にダメだぞということが浮き彫りになったのであった。まあそうそうは発見されるページではないだろうから自分の中で反省材料にしとけばよいのだけど。

あと、ライブを観に行ったというわりには固有名詞がないものだからさっぱり思い出せないライブも多かった。基本的にむやみにバンドのこと褒めるタイプじゃなかったからな。なんか太鼓持ちみたいで嫌だったので。ちゃんとかっこいいとは思ってたんだと思う。たぶん。

あんな時代もあったよなあ、と変に割り切れてしまうあたり、バンドマンって感じではなくなっているんだろうな、今。

少し寂しいけど、今できることはまだあるつもりでいるし、そういうものを見つけて勤しんでいこう。

 

あと、こういった昔を顧みる記事を書くタイミングで非常によいタイミングなのだけど、今回の記事でこのブログ、100本目らしい。すごい。意外に書いてる。全然公開してないけど。

これを機会にどこかにリンク貼って一般公開とかしてみようかな。