普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

大王≒親方

1999年7月、ノストラダムスの予言によれば世界は恐怖の大王によって滅びるだろうと予言されていた。

どうであったかといえば当然滅んでおらず、こうやって特に意味のないブログをしたためていられる世界が続いている。

もう20年前の話なので細かいところまで覚えていないけれど、その当時僕は専門学生。恐怖の大王は空からやってくるという話を聞いていたので空ばかり見ていた。そんな夏だったと思う。

そして、その予言絡みでアンゴルモアの大王みたいな言葉も出てきたと思うのだけど、いまだにアンゴルモアがなにかわかってない。

ていうか大王ふたりいるの?それとも恐怖の大王がアンゴルモアなの?ていうかそもそもアンゴルモアってなに?

と、今思えば予言を信じるにはあまりにも信じる材料が不足しているのだけど、なんだか漠然とした不安を抱いていたものだ。それが世紀末というものだったのだろうか。

そして、大王と名乗っているからには王なわけで、王国の長であるのだろう。大王が直々に滅ぼしにくると思っていたけど、普通の王国システムで考えれば派兵はするよな。王がひとりで滅ぼしにきたらそれ自称大王ではないか。ひとり親方だ。個人事業主だ。

でもひとりでやりきる有能さはあったのかもしれない。確定申告は青色申告をする恐怖の大王。

 

結局ノストラダムスの予言といえばそれくらいしか話を聞かず、他の予言がどういったものがあったのかは知らないけれど、ノリでいえば戦争とか恐慌とかその手の予言はあったとされているのだろうな。

世界が滅びるということを本気で信じ込んで全財産使い尽くしたというひともいたとかいないとか。真偽の程はわからない。

仮に本当にいたのだとしたら、そこで使い切ってなくても詐欺かなにかにカモられて財産失ってしまっただろうな。エビデンスもなにもないふんわりした世界滅亡をころっと信じてしまうくらいだから。

 

当の僕はといえば、信じてるような、そうでないような。あるわけないよなと思いつつも本当にあったら嫌だなと空を眺めるしかできなかったわけだけど。

ゆらゆらふわふわと生きている時期だったと今思い返せば懐かしい。完全にモラトリアムというやつだったな。

 

根拠のない自信と、とりあえず動いてから考えるみたいな行動力、今はさっぱりだなあ。

あっても困ることの方が多いだろうけど、少しでもそんな自分て取り戻してみたい。