普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

よぼーん

2年ぶりのライブを終え、日常に戻ってきた。楽しい時間というのはいつもあっという間だ。

肝心のライブだけれども、なんともなあというところだった。楽しんだには違いないのだけど。

セットリストが激しめの曲がウェイトをしめるものだったため、身体が全然追い付いていかなかった…というわけだ。

やっぱり日々衰えているのだなという事実を突きつけられた。受け入れるしかないのだけども。

次またライブをやるとしたらもう少しマイルドな選曲にしよう。と、思ってたら共演者から走るなどして身体を仕上げて、身体をセットリストに寄せてはどうかという意見があった。目から鱗な意見だ。なまける事に関しては一家言ある僕には思い付きもしなかった。

でもたぶんやらないよな、やるわけがないよな。

 

会社のひとたちも見にきてくれて概ね好評であったようだし、そちらはひと安心。社交辞令ってのもあるのだろうけど、ほめてくれる分には気持ちが良いものなので素直に調子にのっておくことにした。飲み屋の常連およびマスターも来てくれて、そこそこ楽しんでくれたようだったのでそちらもまずまずだ。

 

ライブのあとは当然のように朝まで飲んだ。

色々なひとたちと色々な話をしたけれど、なんだかよく覚えていない。中身のあるような、ないような、そんな話だったのだろうけど、そんな話をできる酒の席というのは今の自分には貴重だ。

 

久々に朝まで飲んだので次の日はまったく機能しないかと思ったら、覚悟していたよりは大丈夫っぽかった。と、思ってご飯を食べて昼寝をしたら、どっと疲れが襲ってきた。疲れが遅れてくるとはなかなかのよぼよぼっぷりだ。

そんななか、以前から聞いていた飲み屋のマスターの誕生日を祝いにお店へ。

酒を飲み始めたらこれはいよいよ疲れているぞとさらに気づかされたが、口に出すと負けた気がするのであまり口に出さず酒を飲み誕生日を祝った。

そこでも色々なひとと色々な話をし、気持ちがいきいきした。

 

そして今日。自分のよぼよぼぶりを見越してライブの疲れは日曜だけでは回復しないであるということで休みをとっておいた。

休みをとっておいて正解だった。実際まだ疲れているもの。ここまで疲れているものかというくらいに。

でも、やっぱりステージにたって、自分もお客さんも楽しめるというのは幸せだ。

またあんな時間が訪れてほしい。

 

明日からはサラリーマンに戻ってしまうけれど、それはそれとして楽しく過ごしていこう。