一時期、都市伝説にハマっていたことがあり、あれこれとインターネットで調べては読んでいた時期がある。
定番中の定番として口裂け女の話があるわけだけれど、あれってディテールとして、口が裂けた原因は整形手術を失敗してというものだったと思う。それについて思ったのが、現代のインターネットなどがあったとしたら話はまるで変わってくるのだろうなと。
まず、整形失敗は医療事故なので整形クリニックはSNSで大炎上、閉鎖に追い込まれるだろう。そして口裂け女には同情の声がとてもあつまるわけだ。
今のインターネットの王道的な流れの完成。
時代が変わると都市伝説も同じディティールじゃやってけないのだなとなんとも世知辛い話である。
などと思いながら改めて口裂け女について調べたところ、当時全国的に爆散されたバズりネタなだけあって、色々なディティールがあったようだ。
なかでもそれもう口裂けてるの関係ないのではというのが、「ヨーグルトたべる?」と聞いてきて、食べないと答えると食われるというもの。なんだ、ヨーグルトって。なんでもありじゃねえかと。
あとは口裂け女の意にそぐわない回答をした際には刃物によって制裁がくわえられるのだけど、その刃物について。
都市部では服のなかに隠しやすいはさみや鎌、メスなどを携帯しているらしいのだけど、田舎の方にでる口裂け女はなたや出刃包丁など殺傷能力の高い刃物を使うらしいのだ。そこ、気を使うんだ。と。やってることは狂気の沙汰であることに対して、なにその気遣い。
ただ、ガチガチのシリアルキラーとかの方が神経質だったりするという話もあるので、その一種なのかもしれない。
その他、100mを6秒で走る、空中に浮くなどとアスリートじみてたり、新興宗教じみた噂などもあったようである。
また、現実世界の一般女性が包丁をもって徘徊して逮捕されたとの話もあるらしい。
なんだか今でいうところのツイッターでもやらかしちゃってるひとみたいでいい話だなと感じた。
結局、どうリアクションするのがベストなのかというところなのだけど、容姿について質問されたら「ふつう」と答えるしかないという解説があった。
煮え切らない答えだなー、と思いつつも、結局考えに考えたらおとしどころってそんなものなのかもしれない。
こういうところか都市伝説っておもしろいのでまた折に触れて調べていこうと思う。