普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

やっぱ最終的にはひとってこと?

昨日は会社で同じ島のひとたちとの飲み会だった。とても楽しいひとときで、あっという間に飲み会終了となり、次の機会を早く作りたいと思っている。

ふだん飲み屋で出会い、酒を酌み交わしているひと達とは人種も会話の距離感も違うので新鮮だ。

 

期末のこの時期、異動が言い渡される時期であり、昨日一緒に飲んだ先輩も同じ部内でありながらも異動の対象者だった。

同じグループ内には他社に出向という形の異動者もいるので、先輩はまだましと言えるかもしれない。

ただ、今回の人事異動の件、前評判では様々な憶測、噂が飛び交っており、いざ発表となったとき少々拍子抜けであった。

事前の雰囲気だと他部へ異動、出向は当たり前、リストラすらあるのではという阿鼻叫喚の人事発令なのでは、といった具合だったのだ。

僕にとっては明らかに他人事だったので、不謹慎ながらちょっとワクワクしていた部分もあった。会社という場の地獄絵図をこの目でみることが出来るのではないかと。

結果、部外への異動者は少数であったが、今度は新年度に入ってから上記のことが起こるのでは、といった噂を耳にしたのでまだ目が離せない。

 

自分のことでいえば、今所属しているグループはとても居心地がよく、ひとも年齢がわりと近い年齢層で構成されており、業務内容も自分に合っているように感じる。

今年度から新規の業務として発足したグループで、社内ベンチャーのようなことになっており、新しいチャレンジをしている気持ちになれてとても刺激的だ。

専門性の高い業務なので、知識と経験を蓄えていくうちに、部内の他のグループのひと達からも頼られるようになる。

それがまた成長せねばという気持ちをもたせてくれる。

昨年度まで行っていた業務はしょっちゅう向いてないなと感じる部分があったので余計に今が楽しく感じるのかもしれない。

そして、他グループに比べ人数も少なく、方向性を探っている部分もあり、グループ内の雰囲気も穏やかなので発言もしやすい。

 

今までの人生を振り返ってみて思うのが、僕はひとに恵まれることによってのびるタイプなのかもしれないなと感じる。

長く続けた仕事、どれをとっても最初はいまいち仕事の要領がつかめず、扱いに困られるのだけど、ひとの環境がよくなると段々とのびのび仕事が出来るようになり、結果、いないのはちょっと困る、というくらいのポジションにはなれているのではと思う。

 

雇っている側、上長などからすれば難儀な従業員である。

上記の今のグループでのやりやすさ、楽しさのなかに上長のひとのよさも含まれる。

入社して以降、ずっと同じ上長のもとで仕事をしていたのだけど、なんだか苦手意識が抜けなかった。その上司は仕事はできる。仕事はできるのだけど、とっつきにくいのだ。タイプが違いすぎる。いつもカリカリしているし。

仕事への考え方も違いすぎる。

あれはいわゆる社畜というのに分類されるのだろうと思っている。

そんなひとと僕が合うわけがない。

いっかい、サラリーマンとは、という話をされたことがあったのだけど、真面目な顔で話を聞くふりをしながら心のなかでは「知らんがな」であった。

今の上司は適度にゆるく、しめるところはしっかりしめてくれるし冗談も通じる。

以前の上司だったら冗談に対してマジレスしたうえに下手したら説教くらいされたかもしれない。とてもそんなこと言える雰囲気ではなかったので言ったことはないけど。

 

本当に今のポジションにはまれてよかった。

仕事への向き合い方だって昨年度とはまったく違う。

これでもっと飲み会など、イベントが増えていったら最高だ。

自分で積極的に機会を作っていこう。

毎日を楽しくするのはいつだって自分のアクション次第だ。

いま、そういうアクションを起こすのに適している時期だと感じている。