普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

代謝と変容

哲学系の本に書かれていたという話でこんな話がある。 一艘の船があるとする。その船を修繕するたびにパーツを入れ替え、最終的には最初に使われていたパーツはひとつもなくなってしまった。それは元々あった船と同じ船といえるのか? そういった内容だ。直…

キャンサークラブ

美味しいものが食べたいと思ったときに真っ先に思い浮かぶ食べ物はなんだろうか。ひとの数だけ答えがあるだろう。あるひとは普段よりちょっといいお肉を。またあるひとは高級店のスイーツを。それぞれだと思う。 では僕はどうなのか。そう聞かれたら即座に、…

箱の中身はなんだろな(生死)

知っているひとは知っている、シュレーディンガーの猫という思考実験がある。僕は名前は知っている、より少し調べたかなという程度で、要はよくわかっていない。 ものすごくざっくりとした受け止め方だと、不透明な箱の中に猫と、毒性のある物質が特定の条件…

花開くそのとき

日記というものをコンテンツ化出来ているひとというのは本当にすごい。なにもそのひとだって毎日コンテンツとなるような出来事を体験しているわけではないと思う。 特に大きな出来事が起こっているわけでもない日常を言葉のセンスや表現力、そして洞察力をも…

ニコイチ

世の中にはニコイチという言葉がある。大雑把に言えばふたつのものでひとつの役割を果たすということだ。 先日いつものように行きつけの飲み屋に行き、顔馴染みと話をしていたらなんの流れかは忘れてしまったが、おっぱいの話になった。 おっぱいは紛うこと…

マリスオブ酒

一週間の始まりが憂鬱かといえば意外にそうでもない。強いて言うなら朝起きるのがつらく、満員電車がきついというところはあるけれど、そこを乗り切り職場に到着してしまえばするっと一日が終わる。 ただ、二日酔いの日は別だ。 自分が悪いのはわかっている…

空気読んだともいえる

今、人工透析をしていて、それは血液透析になるわけだけど、以前には腹膜透析透析というものをしていた時期がある。15、6歳の頃の1年ちょっとくらいだったかと記憶している。 腹膜透析というのは腹膜に透析液を注入し、老廃物などと一緒に体外に出すという方…

とんかつ観

なるべく物事はフラットに受け止めたいと日頃思っている。そうは思っていても自分でも無意識のうちに偏見をもった見方をしてしまうときがある。 それは例えば街中を歩いているときに気付いたりする。 前方から歩いてきた恰幅の良い男性が吸い込まれるかのご…

感慨とかからの派生

3連休のなか日、旧友のバンドを見に行ってきた。両国まで。彼らと出会ったのはもう15年ほど前になる。旧友って普通に書いといてなんだけど、旧友なんだよなと改めて少し驚きを感じた。 15年前の彼らは結成して間もないバンドで、今とメンバーも活動スタンス…

運命の翼

運命の出会いを求めている。 結婚している君が何を言っておるのだ、という意見もあるだろう。だが待ってほしい。出会いの対象は女性というわけではないのだ。 ではどういった出会いを求めているのかといったら、それは犬なのである。 かつて、犬と生活を共に…

かっちかちAGE

中学生、高校生のころというのは人生において、自意識が最も過剰になる時期であると思っている。 服装、髪型に気を使いはじめたり、異性に対して自分をどう魅力的にみせるかなどを考えに考えぬく日常である。 そんな時期の大半を僕は太って過ごしていた。 大…

最終的にはバトルロワイアル

何事もなかったように仕事始まった。何かあっても困るという話ではあるのけだけど。 新年の初めということで上司たちに新年の挨拶をしたりするのがどうにも苦手だ。なんだか白々しい感じがして。ちなみに年末の挨拶は面倒だったので酒のどさくさで逃げた。あ…

取捨と統括

9連休最終日の夜。振り返ってみるとやっぱりお酒を飲むことの多い年末年始であった。それ自体は結構幸せなことなので結果としては喜ばしい。 統括というほどのものでもないけれど、飲む機会と酒量を考えたらスマホを割ったり、骨を折ったりなどそういったこ…

フライアウェイランナウェイ

年始ということで今年の目標をなにか、と思って小出しで書いているのだけど、なかなかこれだというしっくりくるものが思い浮かばない。 この際、来年の目標を今年中に考えるのを今年の目標にしてしまえばよいのではないかという、このひと目標立つ前に生き絶…

無用な不可欠

帰省して二日目。予想通りの特に何もない時間を過ごしている。 とはいえ全く外出などをしないということでもなく、檀家であるお寺に新年の挨拶をしにいったり、東京へ戻った際に渡すためのお土産を買いに行ったりした。 お寺へ行くと感じの良い奥さんがお茶…

年越しと新幹線

2020年が始まった。心機一転とかそう言ったことというのは特になく、ずるっと始まりを迎えた本年。 今は新幹線の車内でこのブログを書いている。 僕の実家の最寄りの新幹線の駅はこだまでしか停まらないのでこだまに乗っているわけだけど、東京、新横浜間を…